オイノコエ型香油瓶と香炉「夢」

磐田市では多くの美術品を所有しており、さまざまな公共施設で展示、保管しています。

今回は香りの博物館で1月25日（土曜）より開催される「磐田市香りの博物館のかたち　パルファンミュージアムのコレクション」で展示される美術品を紹介します。

オイノコエ型香油瓶と香炉「夢」

オイノコエ型香油瓶

制作年

3～4世紀（ローマ時代）　東地中海沿岸

品質形状等

ガラス

寸法（㎝）

H11.0

作品の紹介

オイノコエとは古代ギリシャの陶器の一種で水さし、酒つぎのこと。その形を模してローマガラス(吹きガラス)でつくられた香油瓶です。

香炉「夢」

制作者

仲山進作

制作年

2002年

品質形状

ブロンズ・金箔・ロストワックスキャスティング

寸法（㎝）

13.5x30.0xH10.5

作品の紹介

寝ているカバの上に小鳥がいるユニークな形のブロンズ製の香炉です。
写真では分かりませんが、背中のフタを開けると中に金箔に塗られた楕円形の香立てが仕込まれています。
今回の企画展ではこの金箔の香立てもご覧いただけます。

この香炉は香りの博物館をデザインした造形作家、仲山進作氏（2024年8月逝去）の作品です。
今回の企画展ではこの他にも仲山氏作 香立「はな」と香立「あくび」が展示されます。

香りの博物館

香りの博物館には、古代から現代まで世界各国の幅広い香りに関する美術工芸品が収蔵されています。
香りの博物館で展示されている様々なコレクションと共に、「香り」の歴史を巡ってみてはいかがでしょうか。

企画展開催期間

令和7年1月25日（土曜）～3月23日（日曜）