磐田市手話言語条例骨子(案)に関するパブリックコメント結果

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ページ番号 1005922  更新日 2018年8月31日

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募集期間
平成30年6月11日(月曜)~平成30年7月10日(火曜)
意見
18件(17人)

意見1

前文がとても良いと思う。

しかしながら、ろう者主体のろう者本意な、ろう者によるろう者のための条例である印象が強く残る。もちろんそれがろう者自身の強い思いから発起されるものであることは重要といえる。とは言え、近年のろうあ運動には、聞こえる者の存在が欠かせない。私自身、聞こえる者として、ろう者には及ばないにしろ、ろう者と気持ちを同じくして共に活動をしてきた。今般の条例制定は、ろう者だけが望むものではない。聞こえる者が聞こえない者と同じ土地で生活を営む時、困るのは聞こえない者だけなのだろうか。手話の普及は聞こえる者にとって、ろう者を知る上で必要不可欠な言葉を持つことになる。共通の言語をもつことは、未知なるろう者(ろう者と接する機会が少なかった人にとって)に対する、無知ゆえの不安要素を解消するのにひと役かうことになるだろう。手話を学び手話でろう者と心を通わせる聞こえる者として、この条例制定は、悲願である。聞こえる多数派が聞こえない少数派のために助けてあげようというような印象をもたれる前文にだけはしたくない。また、手話がろう者だけの言語であるかのような聞こえる者が自分は関係がないと捉えるような前文も望まない。

骨子(案)には聞こえる者もろう者と共に互いの言語を通じて心を通わせることを望んでいる、という強い気持ちを盛り込んでいただきたい。

市の考え方
前文では、障がいの有無に関係なく、その人らしさを認め合い、共に生きる地域社会の実現を図るという条例で目指すべき方向をまとめています。

意見2

近隣の言語条例や他の県の言語条例と比較をして、より具体的にした方が手話を知らない市民には、分かりやすいのではないかと思う部分があった。

ろう者の言語は、視覚的に表現

→目に見える状況のことを指すが、他の言語条例を見ると音声言語である日本語と異なる言語、手指や体の動き、表情等を使って視覚的に表現と記述しているところもあるので具体的に表現した方が良いのではないかと思った。

手話の普及が必要であり、市民に対してどのように普及していくか、パンフレットなど作成していくのか等、あらゆる場で、出来るといいなと思っている。また、通訳者になってないけど、私にできる範囲で手伝わせてもらいたい。通訳者になっていないけど、ある程度手話ができる人の人材活用があるとうれしいです。

市の考え方

「視覚的に表現する」は、ご意見にあった状態を含めて、骨子案では表現をしました。ご指摘のとおり、市民に理解してもらうためには、具体的に示した方が良いと考え、意見を取り入れて参ります。

意見3

心豊かに安心して生活できるとあるが、「心豊か」が抽象的かな?

→ろう者及びろう者以外の者が「お互いに情報の伝達、内容の確認ができ」安心して生活できる。この方が分かりやすいと思います。

市の考え方
心豊かにという言葉には、自分のことのみではなく、手話やろう者に関することを自分の問題として捉え、関心をもって取組むことで共に生きる地域社会の実現、心豊かな生活に繋がると考えています。

意見4

罰則規定ではないですが、事業者に対して役割を明記して欲しい。

(病院、お店に手話通訳者か手話ができる人を設置)それか別紙で取り組み関する推進項目を上げてください。

 市役所 年度中に職員方に手話入門講座を受講

市の考え方

手話が言語であることを認識してもらえるように推進します。具体的な役割や取組み事業につきましては、ろう者や関係者と協議をし、内容を検討していく予定でいます。

事業者へは、障害者差別解消法による合理的な配慮の実施が求められていますので、啓発をしているところです。

意見5

1 策定作業について

市は条例制定を見据え、どのように職員の方へアピールしてきましたか?(実行性のある行動)

市の考え方
全職員への情報発信、職員を対象とした手話講座の開催等を行っています。

意見6

いつでも、どこでも聴覚障害者に目で見て分かる情報支援を。

手話、文字、筆談など、目で見て、知る。自分で見て、分かる情報が必要。

市の考え方
障害者差別解消法による合理的配慮の提供が求められていますので、聴覚障がいのある方をはじめとし、障がいのある方が生活しやすい地域社会の実現を図れるよう努めていきます。

意見7

手話が言語と制定されるまで要約筆記等で情報提供の保障。事業者に対して筆談での対応整備(飲食店等)。

手話の学習をしているのであいさつ等、周囲の方へ覚えていただいたり、障害者の理解をしていただけるよう自分なりに努めていきたいと思います。

市の考え方
障害者差別解消法による合理的な配慮の提供が求められていますので、対象者の要望に応じて、可能な範囲で配慮をしていくように推進をしていきます。

意見8

1 手話が言語であると言う事ですから、小学校、中学校で手話の授業を設けるべきだと思います。

手話も国語と同じように扱うべきだと思います。

2 英語のように身近な言語になるように期待しています。

小さいうちから教育の一つとして取り入れていただければいいと思います。

市の考え方
小中学校では、福祉教育の一環として手話を学んだりしています。手話やろう者を身近に感じ、手話が言語であるという認識、手話やろう者への理解の促進と普及のための事業の実施に取組んでいきます。

意見9

1 手話は言語。

色々な報道されていますが大変必要だと思います。

条例に賛成です。

2 数年前より、手話の学習をしております。又、教員として市内の小学校に勤務させていただいています。

誰もが幸せに暮らしていけるためには、コミュニケーションは必須です。ろう者と意思疎通を図る上で手話は必須です。言語条例の制定を強く望みます。よりよい磐田市のためにも…。

3 磐友会という手話サークルに在籍しています。言語条例制定により、健聴者には、分からなかったろう者の様々な苦労が緩和される事を願って止みません。

社会人として、必要な情報を得、意思疎通を図れ、安心して生活できる、これは人としてあたり前の権利です。そのためには、手話を言語として認め、手話への理解の促進、普及を目指して頂きたいです。市民の一人として私も協力したいです。

4 ろう者は、耳が聞こえないために情報の獲得が難しい不便な環境で生活してきました。

それは、日本語が分からない外国人とほとんど同じと言っても過言ではありません。

外国人へ外国語での説明が必要なようにろう者へは手話で情報が伝えられる環境の整備が必要です。手話言語条例により、ろう者の生活が向上することを願っています。

5 手話を習い始めて1年です。障害者差別解消法の施行は知っていましたが、手話言語条例のことは知りませんでした。健聴者の多くが私と同様かもしれません。手話を習うことでろうの方々の不便や不安を知りました。

誰もが認知して、不平等なく幸せに暮らせるために、一刻も早く条例が施行されることを望みます。

6 言語条例制定されて、通訳者が設置される場所が増える事を望みます。

7 行政他各団体主催の講演会や式典等で聴覚障害者がいなくても手話通訳をつける。健聴者も手話を見る機会が増え、手話への関心が高まると思う。手話が言語であることの認識も高まると思う。手話があらゆる場面であるということの啓発。

8 お互いの考え合い、理解を深める事。

ろうあ者と健聴者も仲間を広めると手話の会話を楽しいです。

9 手話奉仕員養成講座を受けた後、手話サークルで手話の勉強をしている者です。

奉仕員には何ができる?手話ができて何をするのか?何かしたい!等々手話を続けていくにはモチベーションを上げていかないと、サークルの仲間も途中で目標を見失いやめてしまう人もありました。でも、磐田市で言語条例制定後には、少しでも手話に関わった人たちの出番だと思います。私たちの仲間のろう者が、市内のどこに行っても気軽に手話でコミュニケーションとれる街になるには、誰でも手話が使えることです。制定後の具体的な施策と実行を期待しております。

市の考え方

本条例では、手話が言語であることを認識し、手話への理解の促進と手話の普及について、基本理念を定め、市の責務並びに市民、ろう者及び事業者の役割を明らかにし、ろう者を含む誰もが心豊かに安心して生活できる地域社会の実現を図ることを目的としています。 いただいたご意見については、市や関係機関でも共有させていただき、条例目的達成のため、有効な事業等の実施に取組んでいきます。

情報発信元

健康福祉部 福祉相談課 障がい福祉グループ
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