定例教育委員会 平成22年9月30日
- 日時
- 平成22年9月30日(木曜)午後5時から午後7時20分
- 場所
- 磐田市役所西庁舎 3階 特別会議室
- 出席委員
- 江間委員長、田中委員、青島委員、杉本委員、飯田教育長
- 出席職員
- 事務局長 教育総務課長 幼稚園等支援担当参事 学校教育課長 中央図書館長 文化財課長 児童青少年育成室長 教育総務課長補佐 学校給食管理室主幹兼管理係長
- 傍聴人
- 0人
各課から報告したもの(報告事項)
1 教育総務課
「平成22年度要保護及び準要保護児童生徒の認定について」
教育総務課長
要保護、準要保護児童生徒の認定については資料のとおりである。
質疑・意見
なし
「小児医療保健懇話会について」
幼稚園等支援担当参事
小児医療保健懇話会に出席し、春に実施した健康診断の結果を報告した。全体としては虫歯の未処置が多く、幼稚園では耳鼻咽喉関係の病気、小・中学校では1.0未満の視力異常が多いという結果である。また、今年度から開始した学校生活指導表の結果についても報告した。
質疑・意見
なし
「教育委員会自己点検評価」
教育総務課長
事務局長、教育総務課長の2名で9月2日の市議会議員懇談会にて教育委員会の自己点検・評価結果について説明した。先進地の視察についての質問があり、袋井市、森町の教育委員との意見交換会を実施する考えであると回答した。
質疑・意見
なし
「成人式出席率の推移について」
教育総務課長補佐
成人式の地区別出席率の推移について生涯学習課から資料が提供されたので、ご覧いただきたい。
質疑・意見
- 以前、志について話したが、節目、節目でしっかりとステップを踏んでいくことは非常に大切なことであるから、成人式については、是非、参加率を上げるよう取り組んでいただきたい。
- 市外、県外の大学等へ進学し、磐田を離れている人も相当いる関係上、難しいところはあると思う。昨年、竜洋地区の成人式に参加したが、実行委員となった新成人たちが前日のリハーサルから一生懸命準備していて、若い力に溢れているという印象を受けた。
- 別の立場で成人式に参加したことがある。磐田の場合、新成人が式を運営し、市長の話もしっかりと聞いていて、子どもたちがしっかり向き合っているという感じを受けた。
- 地域差が出てしまわないかということを少し心配している。
2 学校給食管理室
「北部地区地産地消打合せ」
学校給食管理室主幹兼管理係長
平成22年度は、昨年度の南部5校に加え北部5校の、大藤小・岩田小・向笠小・磐田北小・富士見小でも地産地消の取組みを進めている。現在、JA見付どっさり市の生産者に大根、キャベツ、白菜等の生産を依頼し11月からの納入を目指している。今回、この取組が円滑に進められるよう発注の方法や配送方法、生産する野菜の種類や数量の確認等についての打合せを行った。
地産地消については、今年度小学校4年生6校183名と中学校1年生6校184名の児童生徒とその保護者を対象に調査を実施しており、その結果について報告させていただく。地産地消については、小学校4年生の76%、中学1年生の75.5%が知っていると回答し、市の特産農作物についてもよく理解しているという結果となった。保護者についても同様の結果となった。地産地消の取組については、「賛成」または「どちらかと言えば賛成」と答える保護者が小学校で約94%、中学校で約94%と、多くの保護者が地産地消を望んでいる結果になった。賛成の理由としては、「新鮮だから」「子どもが地域のことを良く知る機会となるから」「旬のものが食べられる」などが上位にあげられた。
質疑・意見
なし
「群馬県吉岡町の豊田学校給食センター行政視察について」
学校給食管理室主幹兼管理係長
群馬県の吉岡町議会の総務委員会と文教厚生委員会が、10月14日に豊田学校給食センターを行政視察する。吉岡町の隣町が学校給食を東洋食品に委託しており、同じ業者に委託している豊田学校給食センターの状況を把握したいとのことである。当日の対応は学校給食管理室と豊田学校給食センターで行う。
質疑・意見
なし
「学校給食調理員と保育園調理員の交流研修について」
学校給食管理室主幹兼管理係長
学校給食調理員と保育園調理員について、今後、部局を越えての人事異動を円滑に行うため、今年の12月にそれぞれの職場へ出向き、業務内容等を相互に確認しあう形で交流研修を実施する。学校と保育園では所管官庁が異なるため衛生管理等で違いがあり、相互理解を深め今後の人事交流が円滑に進められるよう取り組んでいきたい。
質疑・意見
なし
3 児童青少年育成室
「磐田市PTA研修会について」
児童青少年育成室長
9月4日、竜洋公民館において磐田市PTA研修会を開催した。研修会は各単位PTAの実践発表や情報交換等により、PTA活動の在り方について研修を深め、資質を高めることをねらいとし、毎年実施している。本年度は153人が参加し、全体会と分散会を行った。情報交換会では、あいさつ運動や資源回収、携帯電話、次期役員の決め方など活発な意見が出された。
質疑・意見
なし
「ふれあい農園収穫祭について」
児童青少年育成室長
「ふれあい農園収穫祭」が10月30日に開催される。これは、子ども会育成者連合会の事業で、市子連が笠梅に借りている農園で毎年実施しているものである。5月に苗植えをしたサツマイモを収穫し、調理したり、試食したりする予定で、今年は干し芋作りにも挑戦する。また、県子連の委託事業である食育セミナーも同時に開催する。
質疑・意見
なし
4 学校教育課
「能狂言教室について」
学校教育課長
9月22日に能狂言教室を熊野伝統芸能館で開催した。これは、文化庁主催の事業で、豊田地区の4小学校の6年生が参加し、能狂言の鑑賞と舞台体験を行った。平成21、22年度と実施してきており、今後は希望する学校を募る形で実施していきたいと考えている。
質疑・意見
Q 能狂言教室の指導者は誰か。
A 文化庁から派遣いただいた、鎌倉の三宅狂言会である。
「第2回就学指導委員会について」
学校教育課長
10月5日に第2回就学指導委員会を開催する。年3回開催の2回目となる今回は、児童生徒の来年度の就学先について専門調査の結果等を基に話し合う。特別支援学級への審議対象は、新学齢児が44名、学齢児が27名、特別支援学校については、新学齢児2名、学齢児2名、合わせて75名である。
質疑・意見
Q 新学齢児、学齢児とは何か。
A 新学齢児は幼稚園年長児、学齢児は現に小中学校に在籍している児童生徒を示している。
Q 就学指導委員会は毎年開催しているのか。
A 毎年開催している。
Q 新学齢児は、幼稚園からの報告によるものか。
A 幼稚園児については幼稚園から、保育園児については保育園から連絡をいただいている。また、そのどちらにも在園していないお子さんについては、分かる範囲で対応している。
Q 就学指導委員会は、年何回行うのか。
A 年3回開催する。
Q どういう流れで審議が進められるのか。
A 1回目は、各学校、幼稚園、保育園等から、対象となる児童生徒、園児等を報告していただく。次に市または県による専門調査を行い、その結果を基に2回目の就学指導委員会で就学先について審議する。その後、審議結果を保護者に伝え就学相談を行う。3回目は、保護者との就学相談の結果を元に、就学先を最終決定する会議となる。
Q 就学指導委員会の委員はどういう方々か。
A 就学指導委員会は、磐田市立病院の小児科医や服部病院の医師、発達支援センター所長、県立特別支援学校の教諭、健康増進課母子保健係職員、市内特別支援学級担任、幼稚園教諭等で構成している。
5 中央図書館
「ブックスタートの会について」
中央図書館長
ブックスタートの会は、6、7ヶ月児の離乳食教室に欠席された方を対象に、ブックスタートのフォローアップとして実施しており、その2回目を9月10日に実施した。今年は3回予定しており、次は1月ごろの予定である。ブックスタートについては、昨年から市役所市民課、地区の支所にポスターとチラシを置いたり、2、3ヶ月児の相談時に配布したりするなどPRをしている。
質疑・意見
なし
「静岡県市立図書館協議会について」
中央図書館長
10月20日に静岡県市立図書館協議会が磐田市を会場に開催される。電子書籍の動向や電子図書館の今後の行方を題材とした講演が予定されている。
質疑・意見
なし
「中東遠地区図書館連絡会について」
中央図書館長
中東遠地区図書館連絡会は、毎年1回行われている。今回は、6市町の図書館の相互利用についての協議を行う予定である。
質疑・意見
なし
「ブックスタートについて」
中央図書館長
昨年の6、7ヶ月児離乳食教室には1,089名が来場し、ブックスタートパックをお渡しすることができた。また、ブックスタートの会には51名の方にご参加いただき、対象となる1,561人のうち73.03%にブックスタートパックをお渡しすることができた。20年度の66.7%より向上しており、PRの効果と考えている。
質疑・意見
なし
「豊岡図書館の臨時休館期間について」
中央図書館長
豊岡図書館移転のため、磐田市立図書館条例施行規則第3条の規定により平成22年12月14日から平成23年2月25日まで豊岡図書館を臨時休館とする。計画どおりに移転が進めば2月26日が新しい場所でのオープンとなる。9月市議会で補正予算と磐田市立図書館条例の一部改正が承認された後、臨時休館期間について告示させていただく。市民の方への広報については、図書館のホームページ、各図書館のチラシへの掲載、豊岡地区の自治会のお知らせ回覧、広報いわたへの掲載を予定している。
質疑・意見
なし
6 文化財課
「磐田市指定文化財の指定についての磐田市文化財保護審議会への諮問について」
文化財課長
11月1日に文化財の保護審議会を開催する。指定基準の統一が図られたことを受け、合併後初めての指定文化財の諮問となる。なお、諮問は次の4件について行う。
1件目は、福田半香と平井顕斎の山水図である。これは同じ襖の両面に書かれており、竜洋地区掛塚の廻船問屋であった津倉家の襖として現在も用いられているものである。分類は有形文化財の絵画となる。福田半香は見付に生まれ渡辺崋山に師事、平井顕斎は牧之原に生まれ谷文晁あるいは渡辺崋山に師事した人物である。
2件目は府八幡宮奉納絵馬で、江戸時代前期、府八幡宮の神官を勤めた秋鹿氏が奉納した絵馬5点と内田重貞氏が奉納した絵馬2点である。大きさは、横幅で1mを超えるくらいの非常に大きなもので、一部は八幡様の拝殿に掲げられている。
3件目は、豊岡地区の岩室廃寺の観音堂に安置されている仏像3体である。1体は大日如来の頭部で高さ1m10cm、もう1体は菩薩立像、3体目は菩薩像で、いずれも平安時代から鎌倉時代の初期にかけて作られたものと言われています。
4件目は、見付にある省光寺のイチョウの木である。分類は天然記念物となる。樹齢は市内では最高齢となる推定240年、落雷をうけたり局部的に腐食をしたりしているが、樹勢はかなり良い。胸高直径1.78m、周囲約5.6mで県内では17番目の規模となる。この規模のイチョウはすべて県指定、あるいは市町指定の天然記念物となっており、規模的には申し分のないものと言える。
質疑・意見
Q 文化財保護審議会での諮問後の流れはどうなるのか。
A 文化財保護審議会での諮問の結果、市指定文化財として推薦されたら、教育委員会にそれを答申する。教育委員会で審議いただき、承認が得られれば、市指定文化財として告示を行っていく。
「AKAMATSU spatial art2010について」
文化財課長
磐田市新造形創造館との共催で、旧赤松家の庭園、建物等を利用し「AKAMATSU spatial art2010」と題した空間芸術を展示するアートイベントを10月9日から11月14日まで行っている。
質疑・意見
なし
「iポートでの掛塚まつりの展示について」
文化財課長
掛塚まつりが10月の第3週土日に行われる。9月29日からiポートに屋台の天幕や写真等を展示している。展示は10月12日までとなる。また、これに合わせて、10月3日にららぽーとの屋外ステージで、お囃子の演奏を行う。この辺は横須賀の三社囃子が浸透しているが、掛塚まつりのお囃子は、南北朝時代に京の公家が伝えたもので、非常にゆったりとした優雅な曲調になっている。
質疑・意見
なし
「磐田文化財マップについて」
文化財課長
前回会議の中で磐田市の文化財を紹介する地図についてご質問いただいた。今回その地図を用意したので配布させていただく。
質疑・意見
Q 文化財マップは、どこで手に入るのか。
A 観光案内所や、市立図書館、埋蔵文化財センター、旧赤松家、旧見付学校で手に入れることができる。
Q 磐田駅には置けないのか。
A 磐田駅に置くためには、「JR」という文字を入れなければならないため置くことができない。
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