定例教育委員会 平成22年6月30日
- 日時
- 平成22年6月30日(水曜)午後4時から午後6時
- 場所
- 磐田市役所西庁舎 3階 特別会議室
- 出席委員
- 江間委員長、田中委員、青島委員、杉本委員、飯田教育長
- 出席職員
- 事務局長 教育総務課長 幼稚園支援等担当参事 学校教育課長中央図書館長 文化財課長 児童青少年育成室長 学校給食管理室長 教育総務課長補佐 教育総務課指導主事
- 傍聴人
- 0人
教育委員会が決定したもの(議決事項)
1 「平成22年度磐田の教育について」
(教育総務課指導主事)
「磐田の教育」は、教育行政の基本的な方針や施策、教育委員会の自己点検や評価等を公表するため、毎年度作成している。冊子は供覧用のものを図書館、公民館に設置したり市議会議員等へ配布したりするとともに、教育委員会ホームページへも掲載している。内容は、教育行政の目標や主な教育施策、事務局組織、教育委員会の活動状況、教育委員会評価、幼稚園・学校の施設、職員数等の情報、方針別の主要事業となっている。
昨年度版からの主な変更点は、数値等の年度更新及び「幼稚園教諭の資質向上」「学校給食の調理洗浄等の民間委託」「学校給食の地産地消」「食農体験活動」の追加と「平成22年度磐田市特別支援教育体制推進事業」への保健師に関する記述の追加である。
質疑等
Q 地産地消だが、ある青果店から「学校に食材を納品する際、磐田で採れたものかどうかを聞かれるが、全てを磐田産で揃えることはできないので、非常に困っている。」という話を聞いた。実施上、課題となる点はあるか。
A 給食の物資購入については、小規模事業所との取引もあり、量を揃えるという点では、大変ご苦労いただいている。特にタマネギやジャガイモなど、よく使う食材について年間を通して用意することについての困難さは大きい。
- 食農体験活動については、命を育て、それを目の当たりにしていく体験、原風景とも言えるような体験を是非子どもたちにさせてやって欲しいと思う。それは、磐田市の教育目標である「ふるさとを愛し」につながるところだと思う。
- 志をもっている人間はものすごく強い。立志式のように自分を見つめなおし、目標を立てていくような場面が教育のシステムの中にあっていいと思う。
- 遠州地域は、地理的にも自然環境的にも非常に恵まれたこの地域で、これまで先人先輩たちがさまざまな新しい産業を生んできた。「未来をひらく」風土文化を、次世代に是非つなげていただきたいと思う。
- 世代の特徴かもしれないが、開拓する気持ちがやや弱い感じがしている。「未来をひらく」精神をこの地区の子供たちにメッセージとして送りたい。
審議の結果、本議案は承認されました。
各課から報告したもの(報告事項)
1 教育総務課
「学校規模適正化打ち合わせ、幼児教育振興計画打ち合わせについて」
磐田市立小中学校の規模適正化を図り、教育環境の向上を目指すことを目的とした、中長期的な指針の策定の必要性について、事務局内での打ち合わせを行った。今後の進め方等について、ある程度の案がまとまった段階で教育委員会において協議いただきたいと考えている。幼稚園については、現在策定中の幼児教育振興計画の中で検討を進めている。また、園舎、校舎の老朽化への対応についても、規模適正化と併せて考えていく予定である。
「要保護、準要保護児童生徒の認定について」
6月1日現在、要保護、準要保護児童生徒の認定が623人となった。1ヶ月間で14名の増加となる。小中学校別の人数は資料のとおりである。なお、今後は人数の報告を3ヶ月ごとに行っていく。
2 学校給食管理室
「豊田学校給食センター調理洗浄業務第二次審査について」
6月8日に豊田学校給食センターの調理洗浄業務の民間委託について、第二次審査会を実施した。第二次審査会は、第一次審査の上位3社によるプレゼンテーションを審査する形で行い、教育長、教育委員会事務局、西部保健所健康増進課長、豊田地区小中学校長・園長、豊田地区小中学校・幼稚園の保護者代表の計12名が審査した。審査の結果、株式会社東洋食品が受託業者に決定した。なお、民間委託により今後職員の異動が生じることになる。
質疑
Q 異動の規模はどのくらいか。
A 豊田学校給食センターの正規職員4名、嘱託職員2名の異動とそれに関連する異動により全体で8名程度の動きとなる。
3 児童青少年育成室
「磐田市青少年問題協議会委員の委嘱又は任命について」
磐田市青少年問題協議会条例第3条の規定により、磐田青少年問題協議会委員を市長が委嘱又は任命している。この協議会は青少年の指導、育成、保護及び矯正に関することを総合的に協議するため、年2回開催している。今回、各組織の人事異動等により新たに5名を委嘱又は任命する。任期は前任者の残任期間となる。
「南みくりの子通学合宿について」
通学合宿は、学年の異なる小学生が地域の公民館等に宿泊し、共同生活をしながら学校へ通うことで、自立心や協調性を育むと同時に地域全体で子どもを育む意識を高めることを目的に実施している。今回、6月10日から実施した「南みくりの子通学合宿」は、南御厨公民館に2泊3日で宿泊し、東部小学校の児童38人が参加した。今後、長野小学校区、豊田北部小学校区での実施が予定されている。
4 学校教育課
「小中一貫教育研修会について」
今年度、小中一貫教育研修会は3回を予定している。第1回研修会を6月29日に開催し、小中一貫教育におけるカリキュラムについて筑波大学の田中統治教授に御講演いただいた。第2回研修会は10月の予定で、脳科学の知見から小中一貫教育の学年括りについての講演を計画している。
5 中央図書館
「茶の間ひととき読書講演会について」
6月4日に茶の間ひととき読書講演会を開催し、101名が参加した。昨年に引き続き滝井なみき先生に講師を依頼し「子どもが伸びる好きな本」という演題でお話いただいた。
「磐田市立図書館協議会について」
7月15日に磐田市立図書館協議会の開催を予定している。議題は、21年度の事業報告、22年度の主要事業、豊岡図書館の移転、中東遠地区の広域図書館業務の提携等となる。豊岡図書館は、豊岡支所の西館への移転の方向で検討しており、今後、教育委員会にお諮りし、補正予算、条例の改正について議会に上程していきたいと考えている。広域図書館業務の提携については、現在、森町、袋井市と協定を結んでいるが、もう少し広域的に相互利用できるように取り組んでいきたいと考えている。
「図書館システムについて」
図書館システムの更新について、システムの信頼性や拡張性、将来性、保守サポート体制の充実度、提案価格の妥当性を観点に一次審査、二次審査を行い、機種とソフトウエアの選定を行った。現在は富士通系のシステムだが、次回更新によりNEC系のシステムとなる見込みである。システムの更新に係る休館日については、今後、教育委員会にて提案をしていく。
6 文化財課
「磐田市歴史文書館管理運営要領の一部改正について」
磐田市歴史文書館への公文書の移管について、文書の仕分けをより明確にし、業務の効率を高め公文書の移管促進を図るため、資料のとおり要領の見直しを行った。今回の改正により、これまで歴史文書館に移管されてきた公文書のうち40%程度が廃棄に選別されてきたものが、各課において廃棄されるようになり、移管される公文書の量が減ることで歴史文書館の業務効率が上がると考えている。また、廃棄文書の滞留がなくなることも期待している。
「磐田市歴史文書館事務室の移転について」
現在、歴史文書館の事務室は、現在竜洋支所の2階に配置されているが、いくつかの小さな部屋に分散している。事務効率が高められるよう、これを空きスペースとなっている竜洋支所の1階に移転・集約する。新しい場所での執務は9月1日から行う。
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