定例教育委員会 平成19年3月22日

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ページ番号 1000823  更新日 2018年8月29日

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日時
平成19年3月22日(木曜)午後4時30分から午後6時50分
場所
磐田市役所豊田支所 3階302室
出席委員
北島委員長、寺田委員、乘松委員、滝浪委員、伊藤教育長
出席職員
事務局長 教育総務課長 学校教育課長 生涯学習課長 中央図書館長 文化財課長 福田教育課長 豊岡教育課長 学校給食センター所長 社会教育委員長 教育総務課長補佐 教育総務課指導主事
傍聴人
0人

教育委員会が決定したもの(議決事項)

1 平成19年4月1日付け人事異動(教育委員会関係)について (教育総務課長提案)

今回の異動対象者は422名。そのうち他部署への異動は267名でした。全職員の約3分の1が異動したということです。市長からは、旧5市町村間の職員の人事交流を本格的に行ったことや改革に的確に対応するための異動であることが話されました。

では、教育委員会に関係する職員の異動について報告します。教育総務課長は福田支所長に。生涯学習課長は職員課長に。中央図書館長は中遠広域事務組合事務局長に。給食センター所長は退職。福田教育課長は観光協会派遣に。豊岡教育課長は福田公民館長に、それぞれ異動になります。

2 平成19年度磐田市教育施策の重点について (教育長提案)

「方針を具現化する主な取組」においては、各方針に対して幾つかの柱を立てました。また、柱ごとに目標指標(目指そう値)を掲げることとしました。

「方針3」の中の「青少年を健やかに育む地域づくり」にある「放課後子ども教室」については今後、運営委員会を立ち上げ、より良い推進を図っていきます。「方針4」においては、「協働のまちづくり」を念頭に柱を立てています。また目標数値についても、関係課と協議をする中で現実性のあるものにしていきます。

3 磐田市教育委員会の事務の補助執行に関する規則の一部を改正する規則の制定について (教育総務課長提案)

支所教育課の廃止に伴い、住所異動に伴う児童生徒の入学、転出入、編入、退学及び学区外就学事務に関することを市長部局(支所市民生活課)に事務の補助執行をお願いするものです。但し豊田支所は教育委員会がありますので、3支所になります。

4 磐田市教育委員会事務局処務規則の一部を改正する規則の制定について (教育総務課長提案)

議案第11号に示した以外の支所教育課の事務は本課で行うことになりますので、それにかかわるものの変更になります。

5 磐田市教育委員会事務局等の職員の職名規則の一部を改正する規則の制定について (教育総務課長提案)

教育委員会事務局職員の職名につきましても自治法の改正に伴う変更をするというものです。

6 磐田市教育委員会職員のうち特殊な勤務に従事するものの勤務時間等の特例に関する規則の一部を改正する規則の制定について (教育総務課長提案)

幼稚園職員、給食センター職員、公民館や図書館の職員などのように他の職員と勤務時間が多少違うところがあり、これを「特殊な勤務」としています。現在、休憩45分、休息15分をあわせ、12時から1時の1時間の休みを取っていますが、今後、休息時間がなくなることから、12時15分から1時までの45分の休みとなります。

7 磐田市教育委員会公印規程の一部改正について (教育総務課長提案)

支所教育課廃止に伴い、公印規程を一部改正するものです。

8 磐田市立幼稚園通園バス要綱の一部改正について (教育総務課長提案)

豊岡地区の通園バスについて、これまで一時預かり保育を利用した子どもについては、利用料を取っていませんでした。しかし、平等性の観点から60円を徴収することとしました。

9 磐田市立小中学校通学区規則第2条第3項ただし書きの規定による養護学級の通学区域の一部改正について (学校教育課長提案)

来年度、磐田南小学校、長野小学校、向笠小学校、豊岡中学校の4校に養護学級が新設されます。また該当児の卒業などに伴い、竜洋東小学校、竜洋中学校の養護学級がなくなります。こういったことに伴う通学区域の変更です。

10 磐田市立小・中学校処務規程の一部改正について (学校教育課長提案)

学校教育法の一部改正に伴い文言等を修正するものです。「盲・聾・養護学校」を「特別支援学校」に改めます。また、「校長の年次有給休暇は、あらかじめ年次有給休暇簿の請求によるものとする」としました。

11 磐田市費負担教員に関する要綱の一部改正について (学校教育課長提案)

「市費負担教員には退職手当を支給しない」を加えたこと、構造改革特別区域法に関するものを削ったこと、他の嘱託職員との整合性から育児休業に関するものを削ったことが主な改正点です。

12 磐田市立小・中学校管理規則の一部を改正する規則の制定について (学校教育課長提案)

「校長は原級留置の処置を行ったとき、その状況を速やかに教育委員会に報告する」ことを加えたこと、「盲学校等」を「特別支援学校」に改めることの2点が主な改正点です。

13 学校医の委嘱について(変更) (学校教育課長提案)

学校医(眼科)吉田千恵子先生の辞退に伴い、学校医の委嘱校の変更を行うものです。これまで岩田小学校・岩田幼稚園の学校医であった福田馨先生を磐田北小学校・磐田北幼稚園・城山中学校の学校医として委嘱します。また大藤小学校・大藤幼稚園・向陽中学校・向笠小学校・向笠幼稚園・富士見小学校及び岩田小学校・岩田幼稚園の学校医として藤田昌弘先生に委嘱します。

14 磐田市立学校給食センター条例施行規則の一部を改正する規則の制定について (学校給食センター所長提案)

地方自治法の一部改正に伴い、納入通知書にある「磐田市収入役」を「磐田市会計管理者」に改めるものです。

15 磐田市立公民館長の委嘱について (生涯学習課長提案)

公民館長は、各公民館の運営協議会等から推薦された公民館長候補者11名を委嘱いたしたく承認をお願いするものです。また併せて豊田西・北公民館及び豊田農業環境改善センター、学習等供用施設竜洋会館の各館長におきましても館長候補者4名を委嘱します。任期は平成19年4月1日から平成20年3月31日までの1年です。推薦規準は「年齢70歳を超えない」となっていますが、地区の事情で多少超えることもあります。

事務局が報告したもの(報告事項)

1 社会教育委員会協議内容報告について (社会教育委員長報告)

新磐田市になり2年が経過し、これまでの社会教育委員会の協議内容を報告します。まず、新磐田市社会教育委員会のあり方について話し合いました。その中で「市民の意向や地域の実態に即した社会教育行政が推進されるように、社会教育法第17条の職務を念頭において活動すること」「社会教育に関する状況や要望を知るために積極的に周辺の活動に参画し見識を広げる」「法規等の理解に努め、日常的な研修をすすめる」「各地域の伝統を大切にし継続して地域に根を下ろしていけるよう見守っていく」としました。

次に新市における公民館のあり方について協議しました。施設配置ですが、生涯学習、地域コミュニティや地域福祉の拠点としての役割から、小学校単位で設置することが望ましい、当面は現存する公共施設等活用できるものの利用を検討したいということです。使用料については無料でありたいが、公平性や活動の活性化の観点から有料もやむを得ないということです。その際、減免措置について検討したいとのことです。開館日ですが、職員体制が整えば磐田地区11館を月曜日開館とすることや休館日を全市統一としないということです。職員配置については全公民館において館長、事務員、指導員の3人体制とすること、将来的には社会教育主事などの専門的な知識や資格を有する人を置くことが望ましいとしています。

このほかに視察研修を行ったり家庭教育について協議したりしました。

2 平成18年度要保護及び準要保護児童生徒の認定について (教育総務課長報告)

前回と比較して中学校の準要保護が1名増となります。新たに小学校で2名、中学校で1名の認定があったわけですが、転出のため小学校で2名の認定取り消しがありました。

(平成19年3月1日現在)
区分 小学校 中学校
要保護 2 2 4
準要保護 283 183 465
285 185 469

3 磐田市議会2月定例会の一般質問について (事務局長報告)

市議会議員34名のうち質問に立ったのは14名。そのうち9名が教育委員会関係の質問を行いました。詳細については別紙資料をお読みください。

4 磐田市就学前サービス振興計画の提言内容について (教育総務課長報告)

3月に提言を答申していただきましたので、今後はこの内容をもとに、総合計画の実施計画に盛り込んでいきたいと考えています。内容ですが、現在公立園35園を幼稚園・総合施設・民間移管園として計21園にするというものです。このほかに、保育料や私立幼稚園就園補助金の見直し、通園区の廃止などがあります。計画は大きな視点の中で、体制のスリム化とともに資質の向上を図るものになっています。したがって統廃合についても経費削減だけでなく学級編制替えを行うことでいろいろな人とかかわれる環境を構成することをねらっています。また現在、嘱託・臨時職員が多いことから、計画の中では学級担任は正規職員とすることも目的の1つとしています。

この提言内容を市役所や各支所市政情報コーナー、市教育委員会ホームページで閲覧できるようにして、市民からの意見をいただくようにしています。

5 静岡歯科衛生士専門学校・静岡服飾美容専門学校建設費補助金交付要綱の制定について (生涯学習課長報告)

学校法人染葉学園静岡歯科衛生士専門学校・静岡服飾美容専門学校建設費補助金交付要綱を今後制定するにあたり、その内容を報告します。

学校法人染葉学園が平成19年4月開校を目指して磐田駅北に建設中の静岡歯科衛生士専門学校及び静岡服飾美容専門学校については、当初平成17年10月に建設費に対する補助要望書が市長宛に提出されました。しかし要望額が1億5000万円であり市としてこの要望に沿うことができないとして保留していただきました。そこで、昨年12月に補助要望書が再度提出されました。

その内容は、その専門性を活かし、小中学生を対象とした職業観育成講座や体験学習、一般市民を対象とした健康・福祉・医療・ファッション・ヘアメイクなどの開放講座を計画、また実験実習室であるLABOや図書室などの学校施設・設備を開放し、市民利用構想としての機能を備えた施設建設になっています。

市としては、専門教育機関が地域社会へ専門的知識を還元することで、市民のキャリアアップや職業能力の向上も期待でき、生涯学習の推進に寄与するものと考えています。また建設により駅北地区の賑わいが新たに誘導され当該地区の活性化に寄与することも期待できます。そこで、静岡産業大学第2体育館の建設費補助の財政支援の例を踏まえ、2000万円の補助金を交付しようとするものです。あくまでも建設費の補助であり、運営費の補助ではないことを申し添えます。

教育委員会の中で協議したもの(協議事項)

1 平成19年度 学校(園)の自慢づくり事業について

【学校教育課長から説明】
まずこれまでの経過について報告します。中央教育審議会答申を受け、旧市町村において特色ある学校づくりの推進について事業として行われていました。合併後は、「自慢づくり事業」として各教育委員会が推進してきた取組を再構築するとともに、地域性を踏まえ地域や子どもの実態、自校の歴史や伝統を考慮して推進してきたところです。
磐田市中期財政見通しの中で費用対効果の視点から補助金の見直しを行うことが挙げられています。そこで、これまで幼稚園については一律15万円、小・中学校においては一律30万円としていましたが、今後は必要性と成果に応じた配分方式に転換するということでその方法について検討してきました。

第1段階として、学校の規模に応じた基本配分金額を設定します。別紙資料にあるように例えば、磐田北小学校は32万円、豊岡東小学校は25万円としています。第2段階は、この基本金額に次年度の計画及び本年度の成果をもとにした査定を行い、金額を加算するというものです。

次に配分金額決定までの具体的な手続きについて説明します。1つ目は、自慢づくり担当者による相互評価会です。2つ目は、校長による相互評価会も行いました。3つ目は、学校教育課担当者が今年度の完了報告書をもとに審査をしました。

【教育委員からの主な質問】
Q 校長先生はじめ職員に、いかに「がんばろう」という意欲を出させるかというところが難しいと思います。

A 学校自慢づくりは、校長が学校教育目標を達成するためのリーダーシップを発揮してやっているものです。したがって派手なパフォーマンスをしているから良いというものではありません。地味であるけれど、根幹の部分をしっかり見据えて実践しているというものも大切です。このあたりの評価をどのようにしていくのかといったことは大変難しいです。また、成果ということについても、すぐに目に見えるものもあれば、長期間かかるものもあります。したがって成果指標ばかりでなく、取組指標も取り入れていく必要があります。また、今回は年度途中でしくみをかえてきたことから、本来ならば、各学校に求めるものや評価の観点などを事前に提示した上で、同じテーブルについて相互評価を行うべきであろうかと思うのですが、そのことができていません。これは課題の1つです。評価のしかたが、校長が納得・理解するものでないとうまくいきません。したがって次年度から見直し・修正を行っていく必要があると感じています。

Q 担当者は、各学校の自慢づくりについて、実際に見ているのですか。

A 学校訪問などの際に、自慢づくりについても話を聞くことはしています。しかし年度当初は配分金額を変えることは考えていませんでしたので、そういった視点で活動を見てこなかったというのは反省点の一つとして残ります。来年度は、こういったことも改善していきます。

2 磐田市歴史文書館設置基本構想(案)について

【文化財課長から説明】
これは合併に伴い旧5市町村の公文書を保存するための施設です。17年度に地域の有識者などからなる検討会が始まりまして、その検討報告書を受けて、庁舎内に各課連絡会を設け具体的な検討を進めました。今後は、この基本構想をもとに事業展開を図っていく予定です。基本構想は、大きな3つの目標を掲げ、これにしたがい8つの基本施策及び事業内容を示しています。
今後の予定ですが、平成20年4月に条例に基づき歴史文書館を設置する予定です。そのために平成19年度は磐田市歴史文書館条例に基づき運営審議会を設置し、公文書等の選別や公開の基準について検討します。運営審議会からの答申は平成20年3月を予定しています。なお、地域史編さんについては随時事業終了に伴い、歴史文書館に統合していく予定です。場所は、竜洋支所2階・3階です。

【教育委員からの主な質問】
Q 経費について教えてください。

A.人件費については現状どおりを見込んでいます。事業費については、整備費が中心になり年間1000万円はかからない見込みです。

Q 地域史編さんについての現状などを教えてください。
A.現在、竜洋町史については作業を進行中です。福田町史は今後始めていきます。豊岡・豊田・磐田は完了しています。

情報発信元

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