定例教育委員会 平成18年8月28日
- 日時
- 平成18年8月28日(月曜)午後4時30分から7時45分
- 場所
- 磐田市豊田支所3階303会議室
- 出席委員
- 北島委員長、寺田委員、乘松委員、滝浪委員、伊藤教育長
- 出席職員
- 事務局長、教育総務課長、学校教育課長、生涯学習課長、中央図書館管理係長、文化財課長、福田支所教育課長、竜洋支所教育課長、豊岡支所教育課長、学校給食センター長、、教育総務課長補佐、庶務企画係指導主事
- 傍聴人
- 0人
教育委員会が決定したもの(議決事項)
1 平成17年度磐田市一般会計歳入歳出決算予算(教育費関係)の認定について
市の予算全体で申しますと、歳入は57,828,798,887円、歳出は54,905,012,245円で、歳出中、教育費は6,040,335,574円で全体の11.0%にあたります。歳入及び歳出の主なものを表にまとめました。
歳入について
公立幼稚園使用料
- 歳入額
- 181,125,740円
- 主なもの
- 17年度分23園の使用料と16年度分旧市町村の未収金
公民館施設使用料
- 歳入額
- 10,718,845円
- 主なもの
- 公民館施設使用料及び旧竜洋町・豊岡村未収金
教育費国庫補助金
- 歳入額
- 127,758,000円
- 主なもの
-
- 小学校費補助金
理科教育振興費補助(1,659,000円)、要保護及び準要保護児童就学援助費(36,000円)、養護学級児童就学奨励費補助(774,000円)、公立学校施設整備費補助(2,054,000円)、豊浜小学校屋内運動場整備事業補助(86,230,000円)など - 中学校費補助金
理科教育振興費補助(1,250,000円)、要保護及び準要保護児童就学援助費(23,000円)、養護学級生徒就学奨励費補助(490,000円)など - 幼稚園費補助金
就園奨励費補助金(7,747,000円)など - 社会教育費補助金
発掘調査など緊急調査にかかる補助(3,525,000円)や記念物保存修理事業補助(2,936,000円)など
- 小学校費補助金
教育費県補助金
- 歳入額
- 151,719,000円
- 主なもの
-
- 小学校費補助金
磐田中部小学校他3校の耐震補強工事及びガラス飛散防止のための補助など - 中学校費補助金
竜洋中学校等耐震補強工事や磐田第一中学校他ガラス飛散防止のための補助など - 幼稚園費補助金
豊岡3幼稚園の耐震診断や南御厨幼稚園の耐震補強工事によるもの - 社会教育費補助金
市内遺跡発掘調査等補助金、土器塚古墳用地購入費補助、記念物保存修理事業補助など
- 小学校費補助金
教育委託金
- 歳入額
- 2,121,900円
- 主なもの
- 不登校対策の一環として指導員の家庭訪問の充実や資質向上のための「スクーリングサポートネットワーク整備事業委託金」(1,185,000円)「子どもと親の相談員活用調査研究委託金」(296,000円)
学校給食費保護者負担金
- 歳入額
- 393,104,490円
- 主なもの
- 小学校9校、中学校9校、幼稚園11園分の学校給食に対する保護者負担金
教育債
- 歳入額
- 149,100,000円
- 主なもの
- 合併特例事業として幼稚園や小学校の耐震補強事業や豊浜小学校屋内運動場整備事業によるもの
歳出について
教育総務費
- 歳出額
- 1,721,522,956円
- 主なもの
- 教育委員さんの報酬、教育長・事務局長をはじめとする教育総務課・学校教育課職員の給与、小学校・中学校・幼稚園の教育振興経費です。具体的には外語句人児童生徒や不登校生徒の適応指導、運営困難学級補助員や教育相談、国際理解の推進のための事業、磐田東高校校舎改築支援事業などです。
小学校費
- 歳出額
- 1,446,309,304円
- 主なもの
- 小学校23校の管理運営、施設整備、教育振興にかかるものです。具体的なものとしては、事務職員等の人件費、教材整備、学校協議会運営、コンピュータ整備、学校自慢づくり事業、就学援助などです。また施設整備にかかるものとしては、豊浜小屋内運動場整備、磐田中部小他7校屋内運動場実施設計、磐田南小外壁補修、福田小プール他アスベスト撤去工事、長野小と岩田小の校庭芝生化などがあります。
中学校費
- 歳出額
- 525,999,258円
- 主なもの
- 中学校10校の管理運営、施設整備、教育振興にかかるものです。具体的なものとしては、事務職員等の人件費、教材整備、学校協議会運営、コンピュータ整備、学校自慢づくり事業などです。また施設整備にかかるものとしては、磐田第一中学校、南部中学校の外装補強、竜洋中学校の耐震補強工事などがあります。
幼稚園費
- 歳出額
- 1,073,580,021円
- 主なもの
- 幼稚園23園の管理運営、施設整備、教育振興にかかるものです。具体的なものとしては、幼稚園教諭の人件費、教材整備、私立幼稚園就園奨励費などです。また施設整備にかかるものとしては、南御厨幼稚園耐震補強工事、豊岡3園耐震診断などです。
学校給食費
- 歳出額
- 880,506,224円
- 主なもの
- 4箇所の学校給食センターと11箇所の単独調理場の給食施設の管理運営及び施設整備にかかるものです。おもな内容ですが、給食センター調理員44名の人件費、各給食施設の維持管理経費などです。
社会教育総務費
- 歳出額
- 192,811,391円
- 主なもの
- ベトナムとの交流事業補助等の社会教育総務管理経費(2,662,472円)や市が開設する講座、講演会などにかかる印刷製本費、生涯学習推進大綱及び振興計画のための委託料などを計上した生涯学習推進事業(6,017,149円)、各公民館で行う講座等開設費(11,854,651円)、静岡産業大学の外国人留学生の補助金、参与会運営費などを計上した大学関連事業運営費(10,207,418円)です。
青少年育成費
- 歳出額
- 27,466,910円
- 主なもの
- 青少年健全育成会補助金や育成団体への委託料などを計上した青少年健全育成費(5,865,311円)、少年補導員の経費や啓発用冊子を計上した少年補導センター費(2,916,038円)、家庭教育学級や講座などにかかる経費を計上した家庭教育推進事業費(2,674,692円)、清掃年を対象とした各種講座、育成団体への補助にかかる経費を計上した青少年活動推進事業費(13,530,433円)などです。
公民館費
- 歳出額
- 248,276,798円
- 主なもの
- 福田公民館のランニングコストや舞台ホール改修にかかる施設費(22,514,703円)、竜洋公民館のランニングコストや施設修繕にかかる施設費(42,443,379円)、磐田地区11館や竜洋学供会館、豊岡荘の維持管理経費や修繕にかかる公民館施設費(160,387,414円)などです。
図書館費
- 歳出額
- 430,001,360円
- 主なもの
- 図書館の人件費、管理運営費、図書館協議会の運営にかかる経費を計上したものです。主なものとしては、臨時職員人件費や、工事費用等を計上した図書館施設費(104,129,316円)、図書館5館のランニングコストなどを計上した図書館管理経費(9,410,411円)、図書館協議会委員10名の報酬等を計上した図書館協議会運営費(161,760円)、親子読書や茶の間読書推進のための読書活動推進費(1,208,767円)、16ミリ教材の貸し出しや上映のための視聴覚事業費(1,795,610円)、展示室運営費(2,608,315円)、豊田図書館天体観測資料や施設の活用のための天体観測室運営費(3,573,852円)、図書資料整備費(73,892,886円)、公開講座開設費(619,605円)、視覚障害者サービス事業(1,817,352円)です。
文化財保護費
- 歳出額
- 374,367,576円
- 主なもの
- 文化財保護整備としては旧見付学校(7,604,529円)、旧赤松家(8,886,536円)の管理運営、郷土資料館や民俗資料館整備(2,503,451円)、史跡管理費(7,975,267円)、各種調査(48,926,913円)、出土遺物保存整理(5,421,316円)、地域史編さん事業(18,830,234円)、文化財保護審議会運営費(102,730円)などです。
2 平成18年度磐田市一般会計補正予算(教育費関係)の要求について
歳入全体では、944,457千円を追加し、54,057,457千円となっています。教育費を見ると補正前6,406,511千円に補正額63,976千円を加え、6,470,487千円となっています。教育費国庫補助金として社会教育費補助金(18,100千円)が入っています。これは、見付宿脇本陣用地購入に関する増額分ということです。また教育費県補助金(1,878千円)として小学校(884千円)、中学校(704千円)、公民館(290千円)の耐震診断に係る補助が入っています。
歳出について説明します。まず学校給食費(14,000千円)です。これは、福田・磐田統合学校給食センターの実施設計業務委託にかかるものです。福田小学校渡り廊下、竜洋東小学校中棟の耐震診断にかかる小学校施設整備費(1,768千円)、福田中学校武道場、豊岡中学校武道場、豊田中学校配膳室の耐震診断にかかる中学校施設整備費(1,408千円)があります。社会教育費の中の公民館費につきましては、学供会館の耐震診断のための58万円の補正となっています。同じく社会教育費の中の文化財保護費につきましては、見付宿脇本陣の移築ということで用地購入、門の周辺工事などにかかるもの46,220千円となっています。
事務局が報告したもの(報告事項)
1 平成17年度要保護・準要保護児童生徒の認定について
前回と比較しますと、小学校の準要保護児童が3名増加しました。したがいまして総計は449名となっています。
区分 | 小学校 | 中学校 | 計 |
---|---|---|---|
要保護 | 2 | 2 | 4 |
準要保護 | 268 | 177 | 445 |
計 | 270 | 179 | 449 |
教育委員会で協議したもの(協議事項)
1 元嘱託職員逮捕を受けての対応等について
教育長からは、今回の事件の原因は、1 教え子との私的なメールのやり取り 2 臨時・嘱託職員の勤務実態に応じた指導・監督のあり方 の2点と捉え、今後は、臨時校長会で1 教え子との携帯電話等によるメール交換や出会い系サイトの危険性を職員に指導すること 2 臨時・嘱託職員の勤務実態に応じた指導・監督を行うこと の2点を指導し、各校長に不祥事根絶に向けた学校体制の確立と、職員1人1人に対する個人面接を行うことで内面へのアプローチを図ることを指導することが述べられました。事務局長から逮捕に至るまでの時系列に沿った説明がありました。
教育委員さんからは、「思春期の子どもに対するこういった指導を行う機会がないように思う。」「校長が指導監督する学校体制を整えることや支所へ何でも言えるシステムなど危機管理体制を整えることも大切」「ベテランの女性の先生の力を借りたらどうか」「先生がとても無防備で幼いように感じる。こういった先生をどのように指導していくかといったことが必要だと思う。年齢の近い教員をペアリングする「ブラザー制度」なども取り入れてみてはどうか」といった意見が出されました。
情報発信元
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