定例教育委員会 平成23年6月28日

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ページ番号 1000755  更新日 2018年8月29日

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日時
平成23年6月28日(火曜) 午後5時30分から午後8時20分
場所
磐田市役所西庁舎 3階 特別会議室
出席委員
江間委員長 青島委員 田中委員 杉本委員 飯田教育長
出席職員
事務局長 教育総務課長 学校給食管理室長 学校教育課長
中央図書館長 文化財課長 学童保育等担当参事 特別支援教育等担当参事
傍聴人
0人

教育委員会が決定したもの(議決事項)

1 平成23年度磐田の教育について

(教育総務課長)
「磐田の教育」は、教育行政の基本的な方針や施策、教育委員会の自己点検や評価等を公表するため、毎年度作成しています。冊子は供覧用のものを図書館、公民館に設置したり市議会議員等へ配布したりするとともに、教育委員会ホームページへも掲載しています。内容は、教育行政の目標や主な教育施策、事務局組織、教育委員会の活動状況、教育委員会評価、幼稚園・学校の施設、職員数等の情報、方針別の主要事業となっています。
昨年度からの主な変更点は、数値等の年度更新のほか、方針別主要事業の方針1の中に「学校(園)防災」の内容を追加しました。また、方針2の中から「食農体験活動」の内容を削除しました。また「青少年健全育成」「少年補導センター」等の内容は市民活動推進課での補助執行となりましたので、方針別主要事業からは削除しました。

質疑・意見

Q 目標値などの数値はまだ変わりますか。
A ブックスタート参加率平成22年度が75%となっていますが、80%としてください。平成23年度の目指そう値のブックスタート参加率を85%、子ども向け講座・行事等の参加者数を6,800人としてください。
Q 「幼稚園に行くことを楽しみにしていると答える保護者の割合」が98%ですが、目標値であれば100%でもよいと思うのですがいかがですか。学校も90%ですが「9割でいい」という捉え方をされることもあると思うのですか。
A これまで学校評価を長年続けてきましたが、安定した状態の学校でも80%くらいです。最終的に目指すところは100%ですが、安定した状態よりやや上のところを経験値として設定しています。
Q 理想というより現実的な目標として設定しているということですか。
A 現実的な値より少し上を示して、そこを目標としましょうということです。

審議の結果、本議案は承認されました。

2 磐田市小・中学校通学区域審議会委員の委嘱又は任命について

(学校教育課長)
磐田市立小・中学校通学区審議会条例の規定によって、審議会委員を別紙のとおり委嘱・任命します。新規の方は、市議会議員から民生教育委員の稲垣あや子さん、増田暢之さん。自治会連合会副会長の鈴木新一さん。PTA代表の大須賀桃子さん、天野悦美さん。学校代表として三浦靖男豊田南中校長です。その他の方は継続して委員としてお願いする方です

質疑・意見

なし

審議の結果、本議案は承認されました。

3 磐田市子ども読書活動推進計画の策定について

(中央図書館長)
平成13年に公布施行された「子どもの読書活動の推進に関する法律」は総合的且つ計画的な読書推進を図るため、国・都道府県・市町村の3者がそれぞれ計画をつくるという構図が示され、国の基本計画において「家庭・地域・学校を柱とした読書推進」を示しています。国の基本計画は平成14年8月に子どもの読書活動推進に関する基本的な計画を、平成20年3月に第2次基本計画を閣議決定しています。静岡県の推進計画は平成16年1月に「静岡県子ども読書活動推進計画」の前期推進計画、平成20年2月に後期推進計画を策定して公表しています。続いて第2次計画を本年3月に策定、公表しています。県の第2次計画は、これまでの基本方針や現状の課題を踏まえつつ、本県の読書活動が目指す姿と、これからの10年間に本県で家庭・地域・学校等が連帯して社会全体で取り組んでいく施策の方向についてまとめ、平成25年度末を目途に計画の進行状況を踏まえて見直しを図ることになっています。県の推進計画全体の達成指標は、「本を読むことが好きだと答えた児童・生徒の割合が80%」です。
市では平成18年2月に22年度までの5年計画として「第1次推進計画」を策定し、本年3月の満了に対して、昨年9月から関係課とともに「第2次計画案」の策定に入り、本年3月にパブリックコメント募集しました。6月15日、図書館協議会におきまして諮問しました。
この「第2次計画案」は平成20年3月の、国の第2次基本計画と、県の第2次推進計画をもとに、さらに本市の第1次計画をふまえて策定したものです。
第1章では、基本的な考え方として、計画の目的、性格、期間、基本方針、計画のイメージ(概念図)を記載しています。基本方針は(1)「本に出会い、本を知る」(2)「本に親しみ、本を活かす」(3)「本と生き、本を伝える」です。子どもの成長過程に応じ、(1)読書環境の整備、(2)読書機会の提供、(3)読書の啓発を施策として展開しています。
第2章では、施策の方向性について記述しています。「1家庭における子どもの読書活動の推進」から「5啓発・広報等の推進」までの5つの大項目をあげ、それぞれにおいて現状、課題、施策の方向を記述しています。
「1家庭における子どもの読書活動の推進」における「(1)保護者への啓発の促進」は前計画では小項目でしたが中項目とし、「(2)関係機関との連携」を新たに中項目として追加しました。
「2地域における子どもの読書活動の推進」では、「(4)地域における子どもの読書推進活動等への支援」は前計画で小項目であったものを中項目としています。
「3学校における子どもの読書活動の推進」の(2)では、前計画で「学校図書館の整備・充実」となっていたものを「学校図書館等の機能の強化」に変更しています。
「4図書館の連携による子どもの読書活動の推進」では、「(1)公立図書館の連携」による子どもの読書活動の推進が新たに追加されています。「(2)学校図書館と市立図書館の連携」の施策の方向に「学校図書館支援センター設置の検討」が新たに追加されています。
「5啓発・広報等の推進」は前計画と同様です。
第3章では、「推進・支援体制の整備等」を記述しています。「重点的取組及び数値目標」「市立図書館の現状」「子ども読書活動推進関係機関一覧」等を記載しています。
さらに、「第1次計画の成果と評価」をまとめてあります。全般的な評価としては「関係機関との交流ができたこと」「事業内容が明確にされたこと」「周囲の理解度が向上したこと」があげられ、予算や人手が不足する中、読書推進活動として、読み聞かせ、資料情報の収集提供、ボランティアの参加促進、学校等との連携強化等がなされつつあります。財政が年々厳しくなる中で、開架の児童図書の更新率や学校図書館の図書標準の達成が厳しくなってきました。市立図書館における中学生の利用率をあげる目標や学校における1か月の目標読書冊数においても平成17年度末の実績と変わらず、課題として残っています。

質疑・意見

Q 学校図書の整備が強く謳われていますが、司書教諭の先生もお忙しく、なかなか整備できないのが現状で、保護者のボランティアや地域のボランティアなどに委ねられている部分が多いと思います。各学校の状況は市のほうでは把握しているのでしょうか。
A 各学校図書館の現状や整備状況、保護者ボランティアの状況は把握しています。また、市では図書館司書リーダーを4名雇用し、週1回程度、各学校まわって学校図書館の整備をしています。22年度には100%配置されています。嘱託でお願いし、学校の司書教諭と話し合いながら図書館の整備を行っています。ボランティアの方も司書リーダーの助言を受けています。
Q 小学校の子どもたちが図書室を利用する頻度などデータはありますか。本を読む子と読まない子の差が出てしまっているのではないかと思うのですが。それを補うような計画はあるのでしょうか。
A 学校図書館をどの程度利用しているかのデータはありませんが、朝読書を行っている学校は100%です。毎日もしくは週に数回本に触れる活動はどこの学校も行っています。
各学校の図書室については司書教諭によって利用が推進されるよう努力しています。そういった中でも読書をする子としない子の差はたしかにあると思います。
Q 以前、茶の間読書というのがありましたが、今でもありますか。
A 茶の間ひととき読書は昭和41年頃から続けられて、現在も行われています。

  • 竜洋西小で、夏休みに高学年の児童がボランティアで背表紙を直したり補修したりして、大切に使ってもらえるようにするということがありました。読むだけでなく本を大切にすることを子どもたちにやらせるのもよいのではないかと思います。

審議の結果、本議案は承認されました。

各課から報告したもの(報告事項)

(1)教育総務課

三遠南信教育サミットについて

(教育総務課長)
7月15日(金曜)午後1時から、三遠南信教育サミットが豊橋市公会堂で行われます。教育委員の皆様にはご参加をお願いします。来年度は磐田市で開催予定ですのでご協力をお願いします。

民生教育委員会との意見交換会について

(教育総務課長)
市議会の常任委員会に民生教育委員会というものがありますが、その委員会との意見交換会を行いたいという依頼が議会事務局からありました。10月か1月に2時間くらいの予定で行いたいと思います。

放課後子どもプラン推進事業運営委員の委嘱について

(学童保育等担当参事)
放課後子どもプランは文部科学省と厚生労働省がそれぞれ所管する事業について、両省連携の下、総合的な放課後対策を推進するため「放課後子どもプラン推進事業」として平成19年4月から実施されています。磐田市におきましても同年8月に「放課後子ども教室」と「放課後児童クラブ」の運営方法等を検討するために運営委員会が設置されています。今回の委員は12名中6名が新任の方です。放課後子ども教室、放課後児童クラブの代表者の他、学校関係者、保護者代表、社会教育関係者、児童福祉関係者の方などの皆さんに委員をお願いしているところです。委員会は年2回開催し、本年度第1回委員会を7月1日(金曜)に予定しています。

電力需給対策に係る就業時間の変更に対する放課後児童クラブの対応について

(学童保育等担当参事)
2箇所の児童クラブを開所して対応をしてまいります。

質疑

なし

(2)学校給食管理室

大原学校給食センター給食業務等委託業者選考第二次審査結果について

(学校給食管理室長)
大原学校給食センター給食業務委託業者の選考につきましてはこれまでも報告をしてまいりましたが、最終的に決定しましたので報告いたします。委託業者は株式会社メフォスになりました。選考の経過ですが、4月に業者の募集や説明会を行い、5月22日に1次審査、6月7日にプロポーザル形式の2次審査を実施しました。申請は5社からありました。審査の内容については、1次審査では、各給食センター長や栄養士などの職員によりまして上位3社に絞りました。
2次審査では、園長・学校長の代表者、保護者の代表者、県職員、教育長他市職員、計12名で審査を行いました。審査方法は各社からのプレゼンテーションと質疑応答という形式で行いました。審査項目を点数化し、各委員の点数を合計し、最高得点を獲得した業者を選定いたしました。その後、市長の決裁を受け最終決定をしました。
審査結果については、1次審査2次審査とも現在の委託業者であるメフォスの得点が高く、委員の皆さん意見も大体一致しておりましたので特別な異議もなく決定に至りました。
委託期間は平成23年9月1日から26年7月31日までの約3年間です。

台風2号の接近に伴う給食の中止について

(学校給食管理室長)
5月30日、台風2号の接近に伴い給食を中止しました。台風自体は大きな影響は無かったわけですが、30日が月曜日ということで、その対応を27日(金曜)に決定しなければいけないという状況で非常に難しい判断でした。27日(金曜)時点で台風2号は920hPaで非常に大きな猛烈な台風であったことと、30日に東海地方に最も接近するという予報が出ていたこと、浜松市、掛川市等の周辺の市でも中止をしたことなどを勘案し、磐田市としても中止させていただきました。その日は弁当等の対応をお願いしました。

給食用パンの発注漏れについて

(学校給食管理室長)
6月23日に大原学校給食センターで福田小と福田中幼稚園の給食用パンの発注漏れがありました。急いで業者に依頼して、福田中幼稚園の分は調達できましたが、福田小学校の分は全て調達することができず、1年生から5年生のパンが規定の量より少なくなってしまいました。原因については発注書の確認の漏れであり、大変申し訳ないことをいたしました。保護者の皆様には文書にて連絡と謝罪をさせていただきました。今後このようなことがないように注意してまいりたいと思います。

今後の予定について

(学校給食管理室長)
7月19日(火曜)第1回学校給食運営委員会を開催します。学校給食の概要や給食費の予算・決算、栄養摂取基準及び献立計画について審議していただく予定です。

質疑・意見

Q パンの発注ミスに関して、業者は改善案を出してきているのでしょうか。
A 業者のミスではなく発注の漏れです。業者さんは逆に非常に協力をしていただきました。別のパン屋さんから、これは指定業者ですけど、調達していただいたりしました。今回は明らかにセンター側のミスであり、業者さんに非はございません。
Q ミスをしないようにどうすべきかという案をしっかり出していかないと、また起こってはいけないことだと思いますので。
A 今までも点検、確認はしていたところですが、2重3重にチェックするようにこちらからも指導いたしました。

  • 給食センターですと、こういううっかりミスが与える影響は大きいですよね。人的なミスで先生方や子どもにかわいそうな思いをさせてはいけないと思うので、センターのほうもしっかりしていただけるようお願いいたします。

(3)学校教育課

赤ちゃん親子とふれあい体験学習について

(特別支援教育等担当参事)
6月24日(金曜)、豊田中学校で「赤ちゃん親子とふれあい体験学習」を実施しました。参加人数は中学3年生90人、赤ちゃん親子57人、地域の民生委員11人、また田中委員にも協力をいただきました。中学生の感想としては「大変良かった」が80%「良かった」が20%、その他はありませんでした。「何を学んだか」では、「赤ちゃんも一人一人個性をもっている」などの感想をたくさんいただきました。「お母さん方や赤ちゃんへ一言」では「いっしょに歩いたときちょっとだけパパになった気分がした」「本当にああいう時があったんだなぁと思い、自分がかわいがられていたことがわかった」「良い子を育ててほしい」など、命の大切さや、人を育てていくことの大切さを感じている様子がうかがえました。また、南部中学から資料を送ってほしいという依頼がありました。

質疑

Q 男子と女子の割合はどれくらいでしたか。
A だいたい半数です。赤ちゃんも男女半分くらいでした。赤ちゃんは焼津から見えてくれた方もいるし、浜松とか森とか、口コミ情報で集まってくれました。お母さん方の感想の中に「意外に優しく扱ってくれて、丁寧に扱ってくれたので、子どもが安心して抱っこされていた。」というものもありました。
Q 赤ちゃんは生後どれくらいでしたか。
A 首がすわっている4か月くらいからという募集をしました。2か月半で申し込んでいただいたお母さんがいらして、首がやっとすわるくらいのお子さんで心配してお電話をしましたが、よく趣旨を理解してくださっていた方で、看護師さんと保健師さんの資格を持っている方でした。
Q こういう、命を実感し、体感することで子供たちの表情もすごく優しくなる。命の尊さを実感するっていうことはのすごく大事じゃないかなと思います。これに似たような事は教育の現場に他にも何かあるのですか。
A 幼稚園に中学生が行くとか、保育園に行くというのがあります。

(4)中央図書館

平成22年度磐田市立図書館事業報告について

(中央図書館長)
開館状況として、5館の総開館日数は、22年度は1,316日、前年と比べますと97日減っています。これは、図書館システムの更新のために9月20日から10月4日まで特別休館しています。さらに、豊岡図書館移転に伴う臨時休館として12月13日から2月25日まで休館しました。
入館者数は、22年度は666,092名、前年度と比べ27,425名減っています。一日当たりでは506名で、前年度が491名であり増えています。
利用状況について、22年度の登録累計は64,886名です。前年度が115,482名ですが、図書館システム更新に伴い、合併以前の登録者についてデータ移行も済んでいるため削除しました。今後は5年くらいを目途に利用者の登録を更新していきたいと思います。そうすることで利用状況や利用者状況を把握し、それにあった対策を立てることができると思います。
利用者人数について、22年度は317,821名です。前年度より3,586名減っていますが、一日当たりの利用者数は242名で、15名ほど増えています。
貸出状況については、22年度は1,416,394点です。21年度と比べ60,579点減っています。一日当たりの貸出点数は1,076点で、21年度から31点増となっています。
資料別の貸出について、一般図書が736,661点で全体の52%です。児童書は511,880点で36.1%に当たります。AV他が97,719点で6.9%に当たります。
資料の所蔵状況では、前年度末が814,666点、購入が26,364点、寄付が2,922点、除籍・変更が25,926点、増減については3,360点が純増であり、トータルで818,026点になりました。資料別の所蔵につきましては、一般図書が451,374点55.2%。児童図書が249,601点30.5%。AV小計は26,591点で3.3%です。
館内サービスについては、所蔵予約・リクエスト等で22年度は105,960件。前年と比べ7,397件増えています。Web上の予約件数は中央図書館に加算されています。レファレンスについて22年度は5,191件です。前年と比べ3,962件増えています。レファレンスについては、力を入れて丁寧に相談に乗っている結果です。コピーサービスは、22年度20,244枚でした。前年度と比べ2,502枚増えています。必要な資料をコピーすることで、情報の波及に支援をする形です。また、新たな資料ができることにもなります。インターネットパソコン利用につきましては、22年度は10,565人です。21年度が11,656人で減っています。インターネットは家庭でも普及しているからであると思います。
情報の提供については、ホームページへのアクセスが22年度は137,433件です。前年と比べて15,671件増えています。一日当たり377件です。
その他の事業として「おはなし会」等を実施しています。

第1回磐田市立図書館協議会の結果報告について

(中央図書館長)
6月15日に第1回磐田市立図書館協議会を開催しました。21年6月に任命された委員10名の任期満了に伴い、新たな委員5名が変わり委嘱状を交付しました。委員10名のうち2名が公募による選出です。今回から公募による選出も新たに行いました。これからは改選ごとに2名は公募したいと考えております。議事については、平成22年度事業報告、23年度の施策主要事業の概要、磐田市子ども読書推進計画第2次計画案について諮問をお願いしました。その他、雑誌スポンサー制度や電子書籍モニター、東日本大震災に係る図書支援及び義捐金について報告しました。雑誌スポンサー制度につきましては、現在4社から15誌にスポンサーがつきました。

読み聞かせボランティア養成講座について

(中央図書館長)
これから学校や地域で子どもたちに読み聞かせをしようとする方を対象に、6月に初心者向け読み聞かせボランティア養成講座を全3回開催します。講師に静岡県子ども読書アドバイザーの山中光枝氏を迎え、読み聞かせの大切さ、意義、ボランティアのあり方、絵本の選び方、読み方、場所づくり、そして実践までを行う予定です。希望者が44名です。受講生のボランティア活動を通じて、本の豊かな世界を知る子どもが育つ環境づくりの一助となればと願っています。今までに280名程の受講者があります。地域に出て、学校などで活躍されています。今年度からブックスタートなどの場にもボランティアに入ってもらって活躍の場としています。

質疑

なし

(5)文化財課

歴史文書館開館3周年記念講演会について

(文化財課長)
静岡大学名誉教授の本多隆成(ほんだ たかしげ)先生に「徳川氏の領国支配と伊奈忠次(いな ただつぐ)」と題して講演をしていただく予定です。7月11日から8月31日まで「江戸幕府の成立期の直轄領支配と中泉代官」というテーマで、歴史文書館で企画展を行います。

福田半香展及び記念講演会について

(文化財課長)
7月23日から31日まで豊田図書館で「福田半香(ふくだ はんこう)展」を行います。期間中の24日に常葉学園大学教授、日比野秀男先生にご講演をいただく予定です。講演の後、展示品のご紹介等のお話いただく予定です。

福田町史編さん委員会委員の委嘱について

(文化財課長)
福田町史編さん委員会委員のうち市議会選出の委員について別紙のとおり委嘱しましたので報告します。なお任期は前委員の残任期間である平成23年6月1日から平成24年1月9日までです。議会選出委員として加藤治吉(はるよし)委員が新たに就任しました。

質疑

なし

教育委員会で協議したもの(協議事項)

(1)幼稚園通園区の弾力化について

(教育総務課長補佐)
学区外就園許可の中身を見ると、教育委員会の都合や隣接校を前提とした学区外就園が増加しています。また、昨年11月の市議会定例会の一般質問の答弁などを踏まえ、平成24年度の入園者募集に合わせて一定程度の通園区の弾力化をしていきたいと考えています。通園区について、幼稚園の場合は小中学校のように例規上の規定はありません。磐田市立小中学校通学区域規則を準用する形で通園区域を設定しています。幼稚園の通園区は原則として小学校の学区と同等となりますが、福田地区と竜洋地区は例外になります。福田地区は合併前から地区内4園どこでも入園の申込みをして良いことになっていますし、竜洋地区は小学校が3校ありますが幼稚園は1園です。
学区外の就園の現状について。学区外、区域外あわせて5月1日現在60人が対象となっています。このうち学区外就園許可で多いのは教育委員会や園の都合で他の園へというものです。次が卒園後隣接校へ入りたいので予め小学校と同じ園区の幼稚園に入りたいということで許可してあるものです。家を新築しているので入園にあたってもそちらの学区の幼稚園に行きたいという場合は建築請負契約書などの書類を添付していただいて許可する制度です。これも幼稚園は小中学校の取り扱いを準用して許可しています。教育委員会や園の都合18人のうち12人は、本来は中部幼稚園通園区に該当する方ですが中部幼稚園が定員いっぱいであったため同じ中泉地区の西幼稚園に通園している方です。残り6人については、同じような理由で西幼稚園から豊田南幼稚園に入園していただいている方です。次に多い隣接校入学予定の15人は、より近い小学校に入学したいということで許可している方です。
昨年11月の市議会で、「希望園に入園できない現状と対策は」という一般質問が行われました。答弁では「抜本的な対策は難しいが、通園区のあり方の見直しなどをしていきたい。」という回答をしていまして、弾力化の推進が課題となっています。
通園区の弾力化の経過をたどってみますと、平成14年度から磐田中部幼稚園で3歳児保育を開始した時に一部弾力化をしています。中部幼稚園の3歳児に利用できる部屋が1部屋しか無いということで、3歳児の募集に限って通園区を適用しないで、希望により同じ中泉地区にある磐田西幼稚園と磐田中部幼稚園のどちらにも入園の申込みができるという方法が最初です。現在では教育委員会の都合、園の都合、隣接区への進学予定など(隣接校への進学を約束するものではありませんが)が増えていまして、通園区制度をとりながらも定員等との関係もあり曲がり角に来ている状況にあります。保護者の一般的な考えは小学校と同じ学区の幼稚園へという思いは強いと考えています。
今回の通園区弾力化の内容ですが、利用者の選択の幅を広げ市内全域で園児を受け入れる態勢を構築していくということにあります。現状から広く市全体で受け入れていく必要性が高まっていることからです。
実施の内容としては、現行の通園区を基本としつつ市内全域の他の園への就園を希望できるようにしていくという考えで、平成24年度入園に係る新規募集から実施していきたいと考えています。
具体的には1次募集で現行通園区への希望を募集し、1次募集で空きがある幼稚園で市内全域を対象に2次募集を行うものです。ただし、福田地区はすでに福田地区内で4園どこへも入園できるので従来どおりの募集を行い、2次募集では市内全域から受け入れるというようになります。
メリットとしては、選択の幅が広がり、教育内容に関心をもつ園を選択することができる。区域外の希望を1次募集2次募集とずらすことで通園区の地域の受け入れを保障でき、地域に根ざした教育を確保できることがあります。デメリットとしては、必ずしも通園区域内の入園希望者全てを受け入れできるわけではないことが想定されるということです。
1次募集で募集定員を突破した場合は抽選により入園者を決めます。ただし兄姉がすでに幼稚園に就園している場合は抽選から除外します。2次募集では通園区に関係なく募集定員に空きのある園に自由に応募できることになりますが、定員超過の場合は抽選を行います。
通園区の自由化、弾力化につきましては、この他にも、最初から全面自由化という方法、中学校区をブロックとしてその中で自由選択するなどの方法も想定されますが、混乱を招くことが想定されますので、全面自由化やブロック化は、今は困難であると考えています。

質疑

Q 1次募集で現行通園区域の希望をするわけですか。
A 1次募集ではまず現行通園区の方を受け付けます。仮に募集定員が100名で95名の希望があったとすると、残りの5名は市内のどこから来てもよいということで2次募集をすることになります。
Q 他へ行きたい場合、そこが空いているかどうかは1次募集の結果次第ということですか。
A 1次募集の結果次第です。1次募集が終わってから、そんなに期間がとれないので周知の心配していることですが、ホームページや報道機関の利用、園への掲示などで対応しようと考えています。
Q 今までは学区外に行く場合は、理由がある場合でしたが、今回は理由がなくても良いということですか。
A 2次募集では良いということです。家を新築しているなどの場合には届出をして1次募集で申し込めるようにしたいと考えています。
Q 2次募集を待っていて空きがなくて、もう一度1次募集の園を希望した時に、もう希望者でいっぱいになってしまって、入る枠がなくなるということもありますか。
A 1回しか応募できないわけではないので、1次募集に応募しておき、その結果を見て2次募集の状況で変わってもよいということです。
Q 海に近い幼稚園などが選択されなくなる心配はありませんか。
A 竜洋は1園しかないのと、福田はもともと園区がないこと。また、福田についても竜洋についても幼稚園は国道150線より南にはないので心配はないと思います。ただ、もともと民間の保育園は自由に入れますし、だんだん保護者の選択の幅が広がる方向になっていくとは思います。

情報発信元

教育部 教育総務課
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