定例教育委員会 平成25年1月25日
- 日時
- 平成25年1月25日(金曜) 午後3時から午後6時10分
- 場所
- 磐田市役所西庁舎 3階 特別会議室
- 出席委員
- 江間委員長 杉本委員 青島委員 田中委員 飯田教育長
- 出席職員
- 事務局長 教育総務課長 学校給食管理室長 学校教育課長 中央図書館長
文化財課長 学童保育等担当参事 こども課長 市民活動推進課長
スポーツ振興室長 文化振興課長 - 傍聴人
- 0人
教育委員会で協議したもの(協議事項)
(1)磐田の教育(概要版)について
(教育総務課長)
事前に配布させていただきました原稿「磐田の教育(概要版)」に基づいて説明をさせていただきます。
25年版の「磐田の教育(概要版)」につきましては、毎年8月に発行しています「磐田の教育」の概要版として24年度から発行していますが、前回の12月定例教育委員会におきまして、編集方針、目標、教育施策の方針、これらについて御協議をいただきました。
この編集方針、磐田市教育委員会の目標、教育施策方針に基づいて作成をした具体的な施策の内容等につきまして本日御協議をいただきたいと思いますのでよろしくお願いします。本日いただきました御意見をもとに再検討をして修正した原稿を2月の定例教育委員会で今度は議案として御審議をいただく予定です。その後、印刷製本し25年度の当初4月に各学校や図書館へ配布するとともにホームページにも掲載していく予定です。
それでは、昨年度からの更新内容については、更新箇所を示しながら原稿で説明させていただきたいと思います。
1ページの「はじめに」の部分ですが、ここは24年度版から文章が大きく変わっております。特に更新箇所は示しておりませんが基本的な形としてこれまでお示ししてきました磐田市の教育への思いを短くまとめて示したうえで、25年度から小中一貫教育に取り組むことやそのねらい、内容について新たに説明を加えております。
重要な課題への対応として後半に盛り込んでおります台風や地震、津波等の対応基準、子どもの安心安全の確保について、不祥事根絶について、この3点については、「はじめに」の中でその趣旨の説明をしています。
なお、この台風や地震、津波等の対応基準と不祥事根絶については24年度からの継続内容ですが、子どもの安心安全の確保については、25年度版から新たに加えた内容です。詳細については、後ほどご説明させていただきます。
2ページの教育委員会の目標について、基本的にはこれまでと同様の内容です。24年度版に比べまして、短くまとめた表現となっております。
3ページから7ページにつきましては、それぞれの方針別の具体的な施策の記述をしています。24年度までで終了となる施策については削除をして、25年度から新たに取り組む施策を網掛けの部分になりますが追加し、一部の記述内容を改めています。方針別の具体的な施策を掲載してあります。
8ページから10ページにつきましては、22年度から24年度までの実績と25年度の目標値となっていますが、24年度実績値がまだ未確定ですので空欄の部分があります。それに基づく25年度の目標値についても未確定のところが多いですが、次回の定例教育委員会においては具体的にそこを入れ込んでお示しをさせていただく予定です。
11、12ページの重要な課題への対応について、「重要な課題への対応の1の台風・地震・津波等の防災対応基準」、これについては24年度と同じ内容の記載となっています。
それから13ページですが、「重要な課題への対応の2、子どもの安心安全を確保するために」は、新たに追加した内容です。
先の定例教育委員会におきまして、江間委員長から御指摘いただきましたいじめ問題を含めた命を守ることの重要性について、特に意識をして取り組むという内容になっております。この部分は新たに追加をして提案をさせていただきました。
それから「重要な課題への対応の3、保護者・地域社会から信頼される園・学校を目指して」につきましては、不祥事の根絶について24年度に引続き重要な課題として記載をしているところです。
なお、この中で学校の校納金等の取扱いにつきましては、これまで指針となっていたもの、取組の3のところですが、25年度から磐田市立学校徴収金等取扱要領といたしまして手続きを明確化して具体的な取扱方法の統一化を図っていくというものです。
14、15ページについては、市長部局において補助執行されている教育関連事業、これにつきましては、特に生涯学習関連事業について市民活動推進課で表現を一新して提案させていただいております。
以上、24年度版からの変更点、それから新たに盛り込んだ事項を中心に説明させていただきました。内容について御協議よろしくお願いいたします。
質疑・意見
- 3ページの施策1で基本方針の中の施策と主な取り組みにあるコミュニケーション能力の育成を削除したことについて、何か意味がありますか。
- ここは生きる力の教育内容だけにとらわれたものだけではなく、全体として全ての基礎的なものになるとして、ここへの特出しとしての基礎能力の育成、コミュニケーション能力の育成の記載ではなく、全ての土台になるということでここだけの特出しは控えたという考え方です。
- そうすると、それに変わる何か別なところへ特出しを、これは主な部分だとするとそうでないところへ反映される部分が出てきているのでしょうか。その表現をやめてしまう考えですか。
- 日本人としての大事な基礎部分であると思います。
- グローバルコミュニケーションということを言葉として豊岡中学校は使っていますが、それはもう少し大きな意味のコミュニケーション能力を高める、たくましく生きていくために高める、ということでこれは英語に限ったことではないですが、その中で特に小中一貫教育では、英語を使ってのコミュニケーション能力育成であって良いと思いますが、そこのところは大事な部分であると思います。
- コミュニケーション能力の育成については、昨年度は話し合いをして一番上位概念として前へ持ってきた経緯があり、その意味合いが強いと思い大事なことです。それが消えていることは腑に落ちないところでありますが、しかし、それより上位概念に入っている考え方ができます。基本方針の中で教育総務課長が説明していただいたように、「また、自分を取り巻く周囲の人々との絆を深めたり、異文化をもつ人々と外国語を通じてコミュニケーションを図ったりする態度の育成が必要となります。」より上位概念としてコミュニケーション能力を上にあげたという意味をもつのではないか、したがってそのコミュニケーション能力の育成を削除して上のところによりクローズアップした、具体化したということであります。
- そうすると、その下の英語を使ってのコミュニケーション能力はいらないことにならないですか。
- 小中一貫教育の場合は英語教育に特定していますが、上の部分は外国語などが入ります。基本的には人と人との関わり合いの中からコミュニケーション能力を図ることになりますので、上の中心となる基本方針の中で施策1の説明をしています。
- 「また、自分を取り巻く周囲の人々との絆を深めたり、」という言葉が一つの大きな意味になるところですか。
- それもコミュニケーション能力の一つです。それから次の文章もそうです。
- 「異文化を持つ人々」ここは外国人とは言っていませんね。我々みんなが異文化を持っていますから、人とコミュニケーションすることであり、その次に出てくることが外国語という言葉になりますね。その中の今言った一行わずかな部分に全部が網羅されているととらえて良いですか。
- それで「コミュニケーションを図ったりする態度」と表現しているので、一例として「態度の育成」というかなり大きな内容で括ってあると思います。
- 基本方針の中でしっかり述べられているということで、とらえてよろしいですか。是非、学校の現場においては、英語だけではなく子ども達と友達同士、仲間同士、あるいは先生や同年代だけでなくいろいろな方とコミュニケーションをとり、それ自体が異文化であり、なにも国際交流はアメリカ人や韓国人と交流することが国際交流でなく、隣にいる違う世界の小中のぶつかり合いが国際交流と考えれば、人と人とのコミュニケーションを上手にとることをここで言っているととらえてよろしいですか。
- 表現として解釈するのには少し難しいですか。
- コミュニケーション能力は入れてあっても良いのではないかと思います。
- 削除しなくても良いのではと思います。
- たくましく生きる時に言葉を持って、喧嘩したりいろいろなことがあってそれを修復する力を学校で学ぶものだと思います。それが行き過ぎていじめになったり、大変な問題になることは問題ですが、現実社会はそれが毎日のことであり、それを学校の中で訓練されていき、会話力やいろいろなコミュニケーション能力が養われると思います。やはり英語は一つの外国の別のツールであって、異文化と接してその能力を高めていくことが生きる力につながると思います。
- 24年度版の「磐田の教育」では、コミュニケーション能力の育成はここでいう網掛けで入れた表現の中で、言葉によって表現されたものを楽しく理解、伝える、表現する、論理的な思考する、このような力、それから外国語を用いたコミュニケーションと態度、このようなことを入れて総括的に上の基本的なねらいに入れたことがありましたが、今の御意見を踏まえ事務局で再度検討させていただきたいと思います。
- 見る方がわかりやすいようなメッセージを、伝えやすいような形の方が良いと思います。
- 13ページの「重要な課題3」で、訂正をお願いします。「近年、静岡県においても」とあるところを「県内外においても」に訂正をお願いします。さらに、1ページに戻り、下から5行目で「県内外においても、学校に対する信頼を裏切る教職員による不祥事が発生していることは大変遺憾なことです。」という部分に合わせる形で、13ページの重要な課題への対応3の「近年、静岡県においても、」という文章を改めたいと考えています。
- どこかに命を大切にする教育という言葉が入っても良いと思います。
- 安心安全を確保するという部分でいうと、人権的な面、防災、防犯という部分が柱としてありますが、自らの命を大切に思うという部分をどう具現化していくかという視点の文言を入れるような形で考えていきます。確認になりますが、磐田の教育概要版について、次回議案として提案させていただきますが、今示された中で3ページの方針1の施策1のところでコミュニケーション能力の育成、これは総体的な部分としては基本方針の中に入っているものと考えて提案しているところですが、昨年の議論も含めまして施策として入れていくという形で次回提案させていただきます。13ページの重要な課題への対応2については、命を大切にする教育の視点の文言を考え、取組1の部分へ新たに組み入れていくことを基本的な考え方として、次回議案として提出いたしますのでお願いします。
教育委員会が決定したもの(議決事項)
(1)磐田市体育施設に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(スポーツ振興室長)
現在、市内の公共施設全体の見直しが行われている中で、塔之壇公園テニスコートについては、廃止の方針が示されました。この方針を受けて関係者と協議を重ねてまいりましたが、市全体のテニスコート整備の方向性が確定していない段階での単独廃止は理解を得ることが困難であり、テニスコートの集約計画に見通しがつくまで、体育施設から除外せずに、暫定的にテニスコート施設として継続することとなりました。
しかしながら、先の議会で承認されました第2期の指定管理者の管理施設の中に塔之壇公園テニスコートは含まれていなかったため、今後は、市直営の管理となります。
現在の「磐田市体育施設に関する条例」では、条例記載の体育施設の管理は指定管理者が管理することが前提での条文となっていることから、市直営の施設管理においても支障のないよう、条例附則に新たな項を加える一部改正をするものです。
具体的には、附則に塔之壇公園テニスコートにおける市長による管理の規定及びその読み替え規定を加えるものです。
以上です、よろしくお願いします。
質疑・意見
なし
審議の結果、本議案は承認されました。
(2)磐田市立幼稚園管理規則の一部を改正する規則の制定について
(こども課長)
磐田市立幼稚園管理規則の一部を改正する規則でございます。別表に各23幼稚園の定員案がありますが、それを変更していただきたいと思います。
現在、幼稚園のクラス編制は一学級35人で規定して運営しているところでありますが、定員について実際の学級数と合致していない園がありますので、今回実態に合わせた改正をするものでございます。
例えば、70人の岩田幼稚園ですが、実際は3学級ありますので35人掛ける3学級の105人で編制していきます。そのような形で整理しますが、福田中幼稚園の180人については35人で計算すると割り切れなくなりますので、このように実態にあっていない園は35人掛ける7学級で245人といたします。このような形で全て見直しをさせていただきます。
質疑・意見
- 定員は、今ある学級数に35を掛けたものになりますか。
- はい、ここまでは受け入れられますということになります。
審議の結果、本議案は承認されました。
(3)平成25年度磐田市一般会計予算(教育費関係)の要求について
(教育総務課長)
別冊の平成25年度教育委員会所管主要事業説明書によりまして、課、室の順番で主要事業と予算を説明させていただきます。
はじめに総括して申し上げたいと思います。
来年度の磐田市一般会計予算案の規模は全体で、約584億円となっております。平成24年度の当初予算が569億円ですので、前年度比15億円、2.6%の増額の予算が提案される予定です。
このうち、教育費は、62億5,691万円で、全体の10.7%を占めております。比率については24年度とほぼ同様です。金額では8,821万円、1.4%の増額になります。
教育総務費は2億1,876万円の増、25億7,034万円で、主な増額要因は、小中一貫教育推進事業の拡大、特別支援教育推進事業、外国人児童生徒適応事業及び外国語指導助手派遣事業の増額、学校環境整備事業として特別枠の計上、また定年退職見込み者の増、これらを見 込みまして増額の予定です。
小学校費は、8,932万円の増、12億787万円で、主な増額要因は学校施設の耐震補強工事の増額と屋上避難所化工事の終了との差引きによるものです。
中学校費は、2億461万円の減、5億7,732万円で、主な要因は、学校施設の耐震補強工事の増額と、神明中学校・福田中学校の武道場改築工事の終了及び屋上避難所化工事の終了による減額との差引きによるものです。
幼稚園費は7,560万円の増、11億6,558万円で、主な要因は、(仮称)福田幼保園建設事業の造成工事に伴う増額です。
社会教育費のうち、図書館は、2,585万円の増、4億1,438万円で、主な要因は、中央図書館の空調設備の更新や屋根防水シートの張替え工事のほか、豊田図書館の空調設備更新のための設計などです。
文化財保護費は1億1,672万円の減、3億2,140万円で、主な要因は、24年度に実施した遠江国分寺整備事業における家屋等の移転補償が25年度はないこと、豊岡地区開発関連発掘調査事業の減額等によるものです。
以下、各課から主要事業及び予算を「平成25年度教育委員会所管主要事業説明書」によって説明させていただきます。
(スポーツ振興室長)
体育振興事業ですが、予算要求額は3,047万円です。前年度との主な変更点は、スポーツ推進委員会の活動内容を見直し、教室等の開催数を削減したことによる報酬費の減額です。既にある事業との共同開催等を考えて効率よく事業展開をしたいと考えています。
課題としては、同じ月に似たようなイベントを体育協会でも市のスポーツ推進委員でも開催している状況があり、次年度に向けて一緒にやれないか調整を図っています。スポーツの振興という同じ目的を持ち、実際に関わる人にとって、無駄や無理なく、より充実した事業を目指したいと考えています。
次に、「ジュビロ磐田ホームゲーム小学生一斉観戦事業」ですが、最初に資料の訂正をお願いします。実施予定の時期ですが、5月18日となっていますが、5月11日に訂正をお願いします。これは、例年4月に実施していた「いわた大祭り」が5月18日となったことが判明したため、小学生一斉観戦事業の日を11日と変更しました。対戦相手は柏レイソルとなります。予算額は597万6千円、事業の内容及び主な事業費は記載のとおりです。
変更点としては、ヤマハスタジアムの改修工事に伴い、座席の場所、出入口、駐車場等が変更予定ですので、動線を新たに作る必要があると思っています。
以上です。
質疑・意見
- 観戦用帽子等消耗品ですが、購入することが条件にあるのですか。
- この帽子がチケット代わりになるものですから、それをかぶっていることで観戦することができます。
- チケットの代わりということですか。
- これをどこで購入するかは今後決めていきますが、あるいは寄付をいただけるところがあるのか、その辺も含めて今、調整をしています。
- 子どもがその帽子を、この観戦時しか使わないことはありませんか。
- いろいろな子どもさんがいらっしゃって、あの帽子を気に入っていただいて、その後も保護者の方とあの帽子かぶって観戦をしていることをジュビロ側から聞いております。観戦事業の効果というか後でも帽子を大切に使っていただいているという声もあります。
- この一斉観戦事業を見たことないので、子ども達の様子を見てみたいと思います。
- 是非、お願いします。
(文化振興課長)
文化振興課の主要事業として5つの事業を説明いたします。
文化芸術振興事業は、文化振興会が市民文化会館等をはじめとして各ホールを使って行う自主事業になります。
次の、文化芸術活動支援事業は、文化協会をはじめとする補助事業と磐田市芸術祭等への委託、市民ピアノコンサートにかかる経費が主なものです。
青少年文化芸術活動育成支援事業は、なぎの木金管バンドやアミューズJr.ブラス、豊岡Jr.マーチングバンドの小学生金管バンドへの支援を行うとともに、吹奏楽公開セミナー及び器楽指導者の派遣、高校演劇クリニックへの委託に係る経費です。平成24年度と比べて、1,036万4千円増額しておりますが、これは磐田こどもミュージカル第9期生の修了公演に伴う委託料の増が理由となります。
香りの博物館施設管理事業と新造形創造館施設管理事業については、指定管理事業です。
香りの博物館は新たに平成25年度から平成29年度までの5年間、新造形創造館は平成23年度から平成27年度までの5年間で指定管理をお願いしております。
以上です。
(文化振興課長)
少し補足説明をさせていただきます。25年度文化振興会の事業計画について、先ほど説明した16本の自主事業になります。
特に1番、2番、3番、5番、12番については、親子で参加できる事業でありまして、今まで市民文化会館やなぎの木会館のホールでの開催が多かったのですが、アミューズ豊田ゆやホール、なぎの木会館いさだホール、福田公民館、市民文化会館、豊岡東公民館ということで意識的に各地域での子ども達に対する事業を展開するようにしました。
それから、まだ具体的な日時等は決めていませんが、教育委員会との連携を図ったなかでヤマハ吹奏楽団との協働事業、また子ども達とのダンスワークショップの2事業を企画しております。
具体的には、子育てをしやすいまち、親子の触れ合えるまちを文化サイドでも進めていきたいという思いの中で、一つの例でいうと子ども達のダンスですが、ワークショップなどを小学生、中学生、教員を対象に参加していただき、ワークショップでダンスを知り、習っていただく、最終的には市内の高校、大学、一般の方も含めたダンスイベントのようなものを企画しながら発表の場まで持っていければと考えております。
まだ、企画中のため表の中には入れていませんが、そのようなものを含めて次年度の文化振興会の重点事業としては、次代を担う子ども達の育成に力を入れたイベントを考えている状況であります。
質疑・意見
- 中学生になるとダンス授業が入ってきますので、そのようなものを企画していただけるとありがたいと思います。
- 自主事業でないコンサートは市から予算が支出されるのですか。例えば、Orange Rangeコンサートとかはどうですか。
- この表にある1番から16番までは全て自主事業になりますので、文化振興課・文化振興会が主催している事業で、Orange Rangeや伊東ゆかり・中尾ミエ・園まり三人娘メモリアルコンサートと、25年度は子どもから高齢の方まで幅広く企画しています。
- チケットはどうなりますか。
- チケットは有料で、金額についてはこれから決めていきます。自主事業として行う事業は、やはり4,000円から5,000円くらいになります。子ども達にからむ事業はなるべく低価格で親子で見にきていただければありがたいと考え、そこは少しメリハリをつけた価格設定にしていきたいと考えています。
- そうすると、Orange Rangeコンサートのように人気タレントのコンサートも磐田市が主催して、資金的に補助して行うのですか。
- 磐田市文化振興会が主催して、Orange Rangeの公演費を全てみて、この全国ツアーが9月から始まるので磐田市は2番目になるのですが、磐田市でオファーしたことになります。
- チケット収入は全て磐田市に入るのですか。
- 磐田市に入ります。ここでなんとか興行的には戻すよう努力していきます。
- 磐田市民の方が優先的にチケットを購入できるのですか。
- 一般的には友の会に入会していただいておりますので、その方は一般販売の前にお知らせをしてチケット販売をして、なお且つ1割引きという制度をとっています。周知は市内に満遍なく行いますので、磐田市を中心に考えております。
- こういう事業は、広域的なとらえ方というのか、袋井市教育委員会や森町教育委員会との連携は取れているのですか。
- ここに記載してある自主事業は確かに磐田市内だけですが、広域的に袋井市や森町との連携は取れています。特に最近では、企業との連携で福利厚生事業の一環でこのようなコンサートを見たいといこともあるので企業向けにもチラシを出しているなど、連携等を図っています。子ども向けの事業については、なるべく市内の方に来ていただきたいということで、最近は教育委員会との連携の中では学校にお願いしながらチラシで周知を図らせていただいております。
(市民活動推進課長)
生涯学習費の主なものを説明させていただきます。
はじめに竜洋公民館施設整備事業ですが、これはなぎの木会館のホールでステージのホール吊り物になりますが、ワイヤーの経年劣化による改修で3年計画の3年目となります。
次の公民館施設地震対策事業は、豊田西公民館耐震補強工事ですが、これによって公民館施設の耐震工事は全て終了いたします。竜洋公民館、田原公民館については天井の耐震化で竜洋公民館はつり天井の補強、田原公民館についてはつり天井の撤去工事となります。
次の学習交流センター管理事業ですが、昨年5月にオープンしました駅前の学習交流センターですが9月に同じフロアにある「子育て支援のびのび」が移転しますので、その部分を学習交流センターとして一部ですが拡張する2期整備を行います。
次に、豊岡総合センター施設整備事業ですが、これは公共施設の見直しの中で豊岡地区における目玉の施設になりますが、豊岡総合会館の基本設計、それから本年度をもって廃止します豊岡荘及び宿泊棟の解体工事が主なものとなっております。
次に、生涯学習講座等開催事業ですが、これは例年通りです。同じく青少年健全育成事業も例年通りです。
次に、家庭教育推進事業ですが、家庭教育につきましては教育委員会におきましていろいろご意見ご指摘をいただいているところですので、来年度につきましては特に小中学校の家庭教育講座、本年度3回分ですが、来年度につきましては20回分を計上いたしました。単価2万円で17回分、34万円の増になります。
成人式につきましては、本年度の状況を申し上げますと新成人の数は昨年よりも74人減りまして、1,535人、出席者は58人減りまして1,258人出席率は82%で0.2%増、ほとんど変わっておりません。
以上です。
質疑・意見
- 家庭教育の充実がどうしてもポイントになりますが、我々教育委員会の中でもよくその議論に入ります。学校だけではなく地域と家族というものをどのようにこれから連携を取れた形で持っていけるのか、そういう議論を今後ももっとやっていかなければいけないと思います。そうした時にここで小中学校で20回くらい開催する講座について、もう少し詳しく説明していただけますか。
- 小中学校における家庭教育の講座ということで、予算額を増やしました。市立幼稚園や保育園においてもそれぞれ予定していますが、特に小学校につきましては従前では県の親学講座という事業があり、それが事業仕分けによりなくなったことに伴い、県に変わって市で予算化するものです。家庭教育につきましては、御指摘のとおりいろいろなところでその重要性を言われているところですので、今後市におきましても他課とも連携を取りながら全庁的に推進していく方向を考えています。
- その事業計画は社会教育委員会の議論の中で予算化されてきているものですか。
- 予算につきまして、小中学校の家庭教育講座で予算化を計上させていただきましたが、全庁的な取り組みにつきましては特に予算化はしておりません。全庁的な連絡会のようなものを開催できればと考えています。
- これについては教育委員会とも連携を取りながら、我々も内容を参考にさせていただきたいと思います。
(こども課長)
来年度は2つ特徴的な事業があります。
一つ目は、(仮称)福田幼保園建設事業ということで、今年度の事業概要にもありますが10月の末に地権者の同意が得られましたので、今の用地の除外申請を提出しております。5月くらいには許可が下りてきますのでそれから農転申請を行います。それ以後に造成工事、土地の購入などの事業を行っていきます。それ以後のスケジュールとしては、26年度に建物の建設工事、27年度4月に開園を予定しています。
課題等ですが、福田に4幼稚園、1保育園のPTAの代表、各園長に集まっていただいて協議会の形で会議を何回か開いています。その中で例えば送迎バスや運営面について、PTAの組織編制などについて今後、話し合っていくことを考えています。既に少しずつ始めていますが、そのようなことを来年度計画しています。
磐田北幼稚園が見付にありますが、ここの建替え(再築)の基本構想作成委託料を予算計上させていただきたいと思っております。来年度は基本設計までは入りませんが、現場の意見、関係者の意見を聞きながら、マンモス園ですので課題等の洗い出しをして基本構想を作っていきたいと思います。外的な環境要因としては国の施設の子育ての関連法案が昨年8月に成立しましたが実態が示されていない中で、施設整備のことの指示がはっきり出ていないところであります。そのようなことも踏まえながら、国の給付事業に乗せれるようならそれに準じて建て替えをしていきたい、もしそれが不十分であっても市の責任で行っていきたいとは思っています。そのような形で検討していきたいと考えています。
以上です。
質疑・意見
なし
(教育総務課長)
小・中学校配当予算についてですが、これは、小中学校長の裁量で日々の支出に当てるものです。
施設管理事業としては、主に営繕的な修理にかかるもの、印刷機等のメンテナンスなどにかかる経費です。教育振興事業としては、教育用教材・消耗品の購入、書籍類の購入などです。
25年度については、対前年度比1.9%の増です。合併当時の予算と比較し若干の開きがありますので、教育委員会としても引続き努力をして確保していくことが25年度以降としても課題としてとらえているところです。ある程度増加していますが、微増の状態が続いていますので、努力をしていきたいと思っております。
次に、豊岡北小・東小統合推進事業についてですが、これは25年度の新規事業です。平成26年4月1日の両校の統合に向け、25年度は統合準備委員会による準備、事前交流事業等を進めていくための経費で、消耗品等のほか、交流事業に使用するバスの借り上げ料等です。
放課後児童クラブ運営事業については、担当の参事から説明します。
(学童保育等担当参事)
放課後児童クラブ運営事業について説明いたします。
平成25年度の予算要求額ですが、1億5,468万7千円で、24年度に比べ41万7千円の増額となっています。
増額の主な理由ですが、平成26年4月に予定されている豊岡北小学校と豊岡東小学校の統合により、現在、豊岡北学校児童クラブとして使用している教室が、普通教室に変更となるため、平成26年1月から、新たに児童クラブ室をリース方式により新設するための費用を計上いたしました。
次に、24年度との変更点についてですが、現在、田原小学校児童クラブにおいて、地区社会福祉協議会へ委託している児童クラブ運営事業のうち、指導員の雇用に係る部分について、市の直営に変更いたします。これは、雇用に係る事務が専門性を必要とし、地区社会福祉協議会として受託継続が困難であるとの申出があったことから、変更するものです。
また、課題及び特記事項に記載してあります、子ども・子育て新システムへの対応策検討についてですが、25年度以降に国から示される基本方針や基準を参考に、新システムに対応する事業計画の策定に向けた取組みを行いたいと考えています。
(教育総務課長)
地震対策事業についてですが、小中学校の耐震補強工事、これに併せたガラス飛散防止フィルム設置工事は、平成26年度の完了を目標に進めています。国基準は全てクリアしており、より高い県の基準に満たない部分での施設を26年度までに完了するという目標です。
25年度は、26年度工事の予定であった大藤小学校北棟と豊田北部小学校の渡り廊下棟の耐震補強工事を前倒しで実施する予定で、小学校4校、中学校3校の耐震補強工事を実施します。
ガラス飛散防止フィルムの設置工事は、耐震補強工事の実施校へ行うほか、小学校4校(富士見、長野、向笠、豊岡南)、中学校3校(城山、向陽、福田)へ実施する計画です。
25年度末で、小学校の耐震化率は95.2%、中学校の耐震化率は100%となります。また、幼稚園は、25年度に磐田西幼稚園を実施予定で、これにより100%となります。幼稚園・小学校・中学校の全体では、97.7%となります。
赤水対策給水管改修事業についてですが、給水管に付着したサビの影響から赤水が出る磐田北小学校、磐田中部小学校、竜洋北小学校、竜洋西小学校の4校について、24年度に補正予算を計上し設計を行いました。25年度にその改修工事を行うもので5,000万円を予算要求してまいります。
質疑・意見
- 遡りますが、教育総務課から豊岡北小・東小統合推進事業が上がっていますが、こども課ではそれに掛かる費用はよろしいのですか。
- 教育総務課とも話しをして、予算化する300万円の中で合同に行う記念誌などは合同でできないかと考えております。園の他のことは園児数が少ないのでそれほど費用が掛からないと思っています。
- 教育総務課には予算計上がある交流用バスの借上げ料は、園でも発生してくるものですか。
- 今、既にある豊岡地区の幼稚園通園バスを代替して利用するので、費用としては大きく発生せずにできると思います。
- 放課後児童クラブ運営事業の中で、試行的に実施してきた夏季休暇の4年生の受入れを継続するのですが、これは要望が多かったからですか。
- 3年生までで定員を満たしたクラブは出来ないのですが、それ以外のクラブで4年生の受入れができるクラブは行っていきます。やはり、子どもが一人でいる時間が長くなるということで、心配な方からは需要があるということです。
- 保護者からの要望があるということですか。
- 子ども自体は3年生までは児童クラブに通って、4年生からはクラブの利用がなく時間が自由になりますが、夏休みにまた児童クラブに通うことになるので子どもにとっては少し抵抗があるという子が多いようです。しかし、保護者の方が一人で自宅に居させるのは心配で預けたいということで利用される方が多いと考えています。
- 基本的な考え方は3年生までで、4年生は夏季休暇のみですか。
- 市教育委員会の考え方としては1年生から3年生までです。夏季休暇のみ4年生を預かっています。
(学校給食管理室長)
はじめに、学校給食食材調達事業ですが、例年行っている事業で予算額が8億2,174万2千円です。中学校10校、小学校23校、幼稚園23園の給食費で全額食材購入に当てられるものです。予定人員は約18,000人、食数は313万5千食を想定しております。
学校給食法によりまして、食材は保護者が負担することになっておりますのでこの経費は全額保護者の負担ということで、諸収入に歳入される金額です。
それから地産地消をこれまで進めておりますが、今後取り組む野菜の品種を増やしていくことやジャムや加工品を入れることによって地元の物を使っていくというような取り組みを今後行っていくことも考えております。
次に、福田小給食配膳室改修等整備事業ですが、平成20年の大原学校給食センター開設に伴い、福田小学校に隣接しています福田学校給食センターが廃止されまして、現在は福田小学校の配膳室として一部を使っております。この施設は耐震補強もしておりませんので、取り壊しが必要になります。また、配膳室については改修設置が必要になるということで実施いたします。
24年度には実施設計をしまして、25年度には実際の工事を行います。事業費は4,663万3千円となります。
内容については、配膳室を校舎北側に新たに設置しまして旧福田給食センターは全て解体いたします。その跡地は駐車場として整備をする予定です
給食を提供しながらの工事となりますので、長期休暇期間を活用して実施していきますが、当然その期間だけでは施行できないことや福田幼保園の造成が行われることから工事車両等には十分に注意し、調整を図って児童の安全に気を配ってまいりたいと思います。
質疑・意見
なし
(学校教育課長)
市費負担教員配置事業です。25年度は減額が多いです。それは、25年度は小3の人数が明確に分かってない事からその分のふるさと先生の数だけを算出してありますので、これだけ大幅な減額となりました。小3については国か県のどちらかが付き添うので、結局、市としては下限の何人かを保障することになります。磐田市の場合は20人となっていますので、磐田式のふるさと学級(ふるさと先生)となります。
いじめや不登校等に対応する教育相談体制推進事業については、昨年度とほぼ同額です。教育支援センターについては、「あすなろ」です。これは通級とか訪問、それから保護者支援を行っております。不登校の子どもに対し通信制高校の説明会を行なったところ、会場がいっぱいになりました。学校に呼びかけているので学校にいる不登校の生徒や保護者が50人くらい参加しました。
心の教室相談員は、25年度11人配置します。臨床心理士等緊急派遣ですが、今年度実際に福田中学校に臨床心理士を緊急派遣しています。それから、ネットパトロールの事業委託についても計画をしております。
特別支援教育推進事業等ですが、専門家会議または特別支援連絡協議会、横のつながりをとにかく付けて発達支援が必要な子どものサポートをしようということです。
それともう一つは、小学校市負担指導員配置事業ですが、磐田市はことばの教室、LD等通級教室「すまいる」を設置しています。需要が大変多いです。LDに通えるのを待っている子どもが数多くいます。その人数も正確に何人でどんな状態かは一人一人把握しています。今だからこの子にこのような指導をすると障害をクリアできるという子がいるので、そのような子どもを何とか救ってあげたいと思い、行なっているところです。
それから運営困難学級補助員、教育支援員ですが、来年度支援員を今年度より8人増員します。
次に、外国人児童生徒適応事業ですが、こちらも増額となっております。外国人も一時期減ったのですが、臨時職員数を4人から5人へお願いをしていきます。なぜ増えているのかというと、NIJIなどの外国人相談員や支援員の方々の機能が比較的磐田市の場合は落ち着いてきていましたが、県の外国人支援制度の事業が大幅減少するということです。それで増額となります。
中学校の電子黒板整備事業ですが、来年度予算額を計上して中学校へ配備していく予定です。
次に、外国語指導助手派遣事業(ALT)の派遣です。前年度の変更点としまして24年度は11人、直接雇用7人と派遣事業ALT4人で11人雇用しました。25年度は直接雇用6人と派遣事業ALT9人で15人雇用します。これで小中一貫教育に伴うALTを拡充して展開していきます。人数が少ないので大丈夫かと思われますが、これで計画しているところは全部回れます。
小中一貫教育推進事業です。前年度との変更点等主な増額要因とありますが、現在2学府が5学府になります。3つ学府が増えますので、来年度は市費負担教員も6名から12名に増えます。その主な費用が増額になります。
最後に、コンピュータ教育推進事業(小・中学校)です。センターサーバー化を行って徐々に進めています。サーバーを各学校に置かずに市役所の情報システム課が置いてある部屋に置いて使うことにより120万円掛かっていたものが減額されます。それと修理費用が安く済むということです。クラウドも利用しています。情報が漏れても良いような情報というか、試しホームページから始めています。8年リースではなく5年リースで計画的に実施し少ない費用で運用できるよう予定しています。
質疑・意見
なし
(中央図書館長)
平成25年度図書館費の歳出総額は4億1,438万5千円、前年度対比2,585万4千円、6.65%の増であります。
人件費を除く主な事業費は、5館の施設管理及び資料整備費であります。
まず、全館の施設管理費は、1億4,616万2千円、前年度対比3,803万7千円、35.18%の増であります。
増額となりました理由につきましては、中央図書館の空調設備更新工事第2期分に第3期分を上乗せし25年度をもって完了することによります。
また、中央図書館の屋根防水シート張替工事費及び外壁塗装工事費や図書搬送用の公用車の購入費、豊田図書館の空調設備更新工事設計委託料を新たに計上しています。
次に、資料整備費の要求額ですが、前年度と同額の3,300万円であります。当面、安心・安全を優先に考え、資料整備費は据え置きで考えています。
なお、各館の予算配分では、地区図書館からの要望により少額ではありますが調整しています。
また、電子書籍や地域資料の電子化は、予算計上はありませんが、引き続き県立図書館及び各市と検討していきます。
次に、図書館施設地震対策事業の要求額ですが、豊田図書館天井耐震補強工事設計委託料200万円を計上しています。
24年度において、中央図書館と福田図書館が終了し、残り豊田図書館と竜洋図書館が未工事であります。竜洋図書館は平成25年度の公民館耐震補強工事の中で実施する予定であります。豊田図書館の工事につきましては、空調設備更新工事と関連がありますので、両工事の設計委託を先行し、26年度以降で工期を分けて計画していきたいと考えています。以上でございます。
質疑・意見
なし
(文化財課長)
指定文化財保存事業ですが、指定文化財の維持・管理に係る経費を計上したもので、市指定文化財の修繕等に要する経費の3分の1を補助しておりますが、平成25年度には淡海国玉神社(遠江国総社)本殿の修復を予定しております。
平成23年9月の台風15号により杉が倒れ、本殿の檜皮葺き屋根が破損し、建物全体に歪みが生じました。工事は本年度から3ヵ年を計画しておりますが、平成25年度は本体の解体と躯体の組立てを予定しています。平成26年度には、屋根工事を計画しております。
豊岡地区開発関連発掘調査事業ですが、現在行っております、下野部工業団地造成に伴う発掘調査の整理作業を進めます。今年度は造成地の南側を対象に発掘調査を行い、当初古墳1基と性格不明の遺構を対象にしておりましたが、新たに古墳が1基発見されました。
また、新東名のスマートインター建設予定地内の確認調査を予定しております。予定地内には、古墳時代後期の古墳7基からなる合代島C古墳群の外縁があたります。かつて銅鐸が3口発見されている西の谷遺跡に繋がる谷が、範囲内にあることから金属探査による確認調査を実施します。
スマートインターは、平成28年度末の供用開始を目指して準備が進められており、平成26年度には確認調査に基づき本調査を実施する予定です。
遠江国分寺跡整備事業ですが、発掘調査8年目にあたる平成25年度には、東側の築地塀と調査箇所が寺域南北の中心地点にあたることから、あるいは東門の跡の可能性を考え発掘調査を行います。
また、報告書作成のための、これまでの資料の整理を本格的に進めていきます。
指定地の買上げでは、今年度に引き続き、宗教法人大成教唯一禊教会が使用していた586.54㎡の公有地化を進めます。
最後になりますが、旧町史編さん事業です。平成21年度に福田町史編さん委員会を組織し、資料収集・整理・調査を進めてきましたが、資料編の刊行を予定しております。福田町史は、合併前に編さんを行いましたが、その際に取り上げられなかった資料や、新しい資料を加えて近世・近現代の補遺としてまとめます。
1,000ページに近い分量があることから、計画的な進行に心掛けていきます。
以上です。
質疑・意見
なし
審議の結果、本議案は承認されました。
(4)平成24年度磐田市一般会計補正予算(教育費関係)の要求について
(教育総務課長)(歳入)
今回の2月議会における補正は、昨年度と同様、決算を見込んで精算補正を行うものです。精算補正を行うことで、26年度の当初予算へは、ある程度の決算剰余金、繰越金を見込んでいます。当初予算主義という形で、できる限り精査をして繰り越し財源を見込み、当初予算から必要なものに充てるというものです。
複数の課にわたっておりますので歳入歳出それぞれ所管課の方で、補正予算資料に内容が掲載してありますので、補足等がありましたら補足説明をしていただいて質疑をお願いしたいと思います。
(文化財課長)
史跡等購入費等補助金ですが、指定地購入に係る残額ということで、実態に合わせた面積での購入により残額が出たものです。
(こども課長)
こども課の幼稚園費補助金ですが、幼稚園就園奨励費に係る見込みの人数が減少したための減額です。
(市民活動推進課長)
耐震補強工事に係る入札の差額です。その事業費の減に伴いまして県補助金、起債の減額、事業費の減額となっております。
(教育総務課長)
教育振興寄付金ですが、これは精算補正ではなく磐田市の教育・文化の発展へ活用してほしいとの思いで、市民の方から30万円の寄付をいただきましたので、増額補正を行うものです。25年度事業において有効活用を検討していく考えです。
(文化財課長)
次の諸収入ですが、下野部工業団地に伴うもので当初は今年度に調査を完了させる予定でしたが事業主から2ヵ年に分けて行ってほしいという要望がありまして、それに伴う減額になります。
(学校給食管理室)
学校給食費保護者負担金ですが、2,747万6千円の減額をします。これは人数等の精査をしたもので、当初人数からは313人減をしております。学校行事等による返金もありますので、合わせての減額となり、歳出の10款1項3目、学校給食費と同額となっております。
(市民活動推進課長)
こちらについても先ほど説明したとおり、事業費の減額に伴う事業債(借金)の減額となります。
(スポーツ振興室長)(歳出)
全国レディースサッカー大会開催事業ですが、主催が日本サッカー協会、主管が県サッカー協会の大会ですが、大会開催地が本市でなくなったための全額の減額補正となりました。既に静岡県裾野市で11月に開催されました。
(市民活動推進課長)
ガラス飛散防止入札工事ですが、竜洋公民館におけるガラス飛散防止の工事で入札による減額がありました。
次の公民館地震対策事業ですが、これも入札による差額の減額です。
3点目の豊岡荘施設管理事業です。これは本年度末で閉鎖なります豊岡荘、研修会館宿泊棟の火災報知機を今後豊岡体育館に移設する経費です。
4点目の学習交流センターの施設管理委託費の減ですが、当初の見込みよりも学習交流センターの運営に係る委託料が減額となったため補正を行うものです。
(学校教育課長)
学校ICT環境推進事業ですが、学校をサポートする人材を1名雇いました。大変素晴らしい人材に巡り会えました。もう1名募集しましたが、応募がありませんでした。その1名の方がたいへん活躍をしてくれて学校をよくサポートしていただいているので、供給は満たしている状況です。
(学校給食管理室)
補足説明ありません。
(文化財課長)
補足説明ありません。
(こども課長)
先ほどと同じです。
(学校教育課長)
補足説明ありません。
質疑・意見
なし
審議の結果、本議案は承認されました。
(5)磐田市少人数学級編制の実施に係る市費負担教員の任用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(学校教育課長)
「磐田市少人数学級編制の実施に係る市費負担教員の任用等に関する条例の一部を改正する条例」について別紙のとおり制定するものとします。
その改正につきまして、勤務時間の8時間以上、4時間以上8時間未満を7時間45分以上、4時間以上7時間45分未満にするということです。
これは、文書記述は実際には変えてあったのですが表のみが変更になっていなかったものです。表のみを7時間45分にするものです。
それと、現行の条例では「磐田市少人数学級編制の実施に係る市費負担教諭の任用等に関する条例」ということで、今まで35人学級で法令に基づいて行っていました。第1条の趣旨にもありますように、一貫教育等についての記述がありません。改正案につきましては「の実施及び小中一貫教育を推進」と下線部分に記載のあるとおりで小中一貫教育の推進に係る市費負担教員の任用等に負担する条例ということで、趣旨の面でも「及び小中一貫教育を推進するため市費負担教員の任用をし、勤務条件を定めるものとする。」となります。先ほど説明した内容が、11条別表第2に記載してあります。
質疑・意見
なし
審議の結果、本議案は承認されました。
(6)磐田市少人数学級編制の実施に係る市費負担教員の任用等に関する条例施行規則の一部を改正する規則の制定について
(学校教育課長)
前議案と同様に実施及び小中一貫教育に係る市費負担教員の任用に関する条例施行規則ということで、趣旨等の部分でも同様に及び小中一貫教育の推進と入っております。これを入れさせていただきたいと思います。
質疑・意見
なし
審議の結果、本議案は承認されました。
(7)磐田市立小・中学校処務規程の一部改正について
(学校教育課長)
磐田市立小・中学校処務規程を別紙のとおり一部を改正するものとする。ということです。
自慢づくり推進委員会という言葉がありますが、それを削ります。それから様式第38号を次のように改めるものです。
まず、様式第38号を具体的に見ていきます。この内容については教員の休暇等承認申請簿の内容です。そこの看護休暇という特別休暇がありますが、看護休暇のところに細い線を引いて、括弧を付けました。これは、職員の勤務時間及び休日休暇に関する規則及び職員の勤務時間及び休暇等に関する運用について、一部改正され通達がありました。それに伴って改正されたもので、2人子どもがいた場合、看護休暇は一人について5日取れます。第1子で3日取った、次の第2子で2日取ったとします。合計すると5日ですが、看護休暇が無くなってしまうのではなく、第1子は2日、第2子は3日まだ残っています。それで用紙に線を引いてそれぞれの残日数が分かるように記入するようになります。
それから、磐田市立小・中学校処務規程新旧対照表の中で、自慢づくり推進委員会とあります。自慢づくり事業を市で行っていましたが、それをなくしましたので削除するものです。
次に、様式第10号その3、校外行事等実施届が左側にあります。そこのその3の様式は今は使っていないので全面的に削除します。そうすると、その4だけで様式はよくなりますので、その3がなくなって、名前としてはその4がその3になります。繰り上がることになります。
看護休暇で補足説明します。これまでの「小学校就学始期に達するまでの子」を「中学校就学始期に達するまでの子」に拡大します。小学生は看護休暇が取れることになります。子どもが風邪をひいて休んだ場合は、それに対して休めることになります。
質疑・意見
なし
審議の結果、本議案は承認されました。
(8)磐田市立小・中学校管理規則の一部を改正する規則の制定について
(学校教育課長)
磐田市立小・中学校管理規則の一部を次のように改正するということ、第3条を次のように定めます。
第3条は、「校長が磐田市教育委員会に届け出て学期を定める。」ということでございます。それから、第50条1項中の第15条を第28条に改めます。
磐田市立小・中学校管理規則新旧対照表をご覧ください。第3条では、「学年を次の3学期に分ける。」という規程ありました。それは、第1学期、第2学期、第3学期ということで、決まっていたのですが、教育課程の編成上問題がありまして、今は2学期が8月29日くらいから始めているところもあります。それは校長が必要と認めるときに行っていたのですが、あえてそこで規程をする必要がないのではないかということで、検討いたしました。
2学期制を行うのかという質問がでてきますが、2学期制にすることではなくて基本的に校長の判断で届け出で学期を定めるということで、校長の責任を高めるような状況を作っていくことになります。
それから、第50条については、第15条ではなく第28条でした。これは間違いを見つけたということです。
質疑・意見
- 第3条についてですが、規程が何もない状態ですが、国の方で定めた省令などがあるのですか。
- これは校長が実際にその期間を定めて、教育委員会に届け出を行うものです。
- 少し心配になることは、校長は異動があるので、極端なことをいうと2学期制が次の校長では3学期制になるというようなことはあり得ませんか。
- 「学年を3学期制に分け、校長は磐田市教育委員会に届け出て学期の期間を定める。」という書き方の方が確実です。
- 原則は3学期制ということですね。
- 校長先生次第で学期が変わるのは、非常に困ると思うのですが。
- 例えば、その間に夏休みが入ったとしても「4月から12月までは1学期とする」というやり方はある訳ですね。
- そういう時は、教育委員会で指導します。
- せめて3学期制であることは謳っておいた方が良いと思います。
- 磐田市立小・中学校管理規則ですので、「学年は3学期に分け、校長はその期間を定める。」という書き方がよいのでは。
- 2学期制が、もし効果がでればそうなる可能性もあるのではと思いますが。
- 2学期制を実施している学校が既にあり、思いのほか大変だったという結果がでています。成績は付けないがそれに変わるものとして保護者面接を行ったりと余計に煩雑になり大変であったと聞いています。2学期制になりかけたところを3学期制に戻したりする傾向があります。
- 条例・規則を変えるときには、市の例規審査委員会という機関に諮るのですが、今の部分は議論にはでませんでした。しかし、今議論を聞いていて、それらを踏まえて、第3条の第1項として「学年は3学期に分ける。」第2項として「前項の規定に基づき、校長は磐田市教育委員会に届け出て学期を定める。」というような規定にすることが手法だと思います。
- 学校経営において学校長の裁量は、経営に対しての独自性というか、先生の理念、方向性を持って責任を持ってやっていただくということも大きな趣旨ですか。
- 最後の1ヶ月だけを3学期にされても困るので、常識の中でやってもらわないと困ると思います。
- 夏休みを何日取らなければいけないということもあるのですか。
- それはありません。
- 3つの学期は担保しつつ、その期間については校長の裁量ということが趣旨だと思いますので、それらを踏まえて教育委員会として、もう一度法制担当と調整を取ることとします。
- それでは、この議案は保留となります。
各課から報告したもの(報告事項)
(1)教育総務課
(教育総務課長)
実施済み事業ですが、福田中学校の武道場が1月に完成しました。1月9日に市長、議長、教育長をお招きして落成セレモニーを行いました。今後は神明中学校が2月中旬以降に完成予定ですので、3月早々には同じように落成セレモニーを企画する予定であります。
(学童保育等担当参事)
放課後児童クラブ巡回訪問ですが、1月下旬から2週間くらいかけて訪問を実施していきます。ただ訪問するのではなく、大きく3回に分けて実施をします。1回目は児童クラブを訪問してそれぞれの運営のやり方を観察し、後日、集まって意見を交換する。そのまとめたものを視察した児童クラブに出向いて、出された意見など伝え、考えていただきたい事や見直しをするミーティングを行います。一つのクラブについて計3回の事業を3回実施します。
質疑・意見
なし
(2)学校給食管理室
(学校給食管理室長)
平成24年度全国学校給食週間が行われ、1月21日から25日まで実施されました。学校給食週間にちなんだ献立の作成や放送、学校給食だよりを利用し啓発を行いました。また、この期間は特に地産地消を推進し、地場野菜等の活用をしました。
予定事業では、2月7日に第3回学校給食運営委員会を実施します。内容については、学校給食物資納入業者の指定、栄養摂取状況等の報告となります。
質疑・意見
なし
(3)学校教育課
(学校教育課長)
2月4日に磐田市小中一貫教育フォーラムを行います。各大学の先生、または調布市の先生、それから元中央審議会の梶田先生をお招きして、一貫教育フォーラムを行いますので、お時間がよろしければ是非ともご参加ください。
質疑・意見
なし
(4)中央図書館
(中央図書館長)
中央図書館の月例報告ですが、1の実施済主要事業では、4番「福田図書館天井耐震補強工事」は1月7日から順調に進んでいます。現在、北側の玄関口、新聞・雑誌コーナー、カウンター周りの工事が終了し、事務室に工事が入ります。職員は事務室からカウンターへ移動し、工事のため利用の制約はありますが、予約図書の受渡しや新刊図書の貸出し、新聞・雑誌の閲覧、返却図書の受取り等を行っています。
次に、実施事業の予定では、5番「磐田市立図書館協議会」を2月6日に開催します。結果につきましては、次回報告をさせていただきます。
次に、重点事項に記載してございますが、7番「富士山の日特別展」を中央図書館のロビー及び2階通路にて予定し、併せて展示室では、太田川水系の水をきれいにする会の「河川美化ポスター展」と、現在調整中でありますが、図書館と共催事業として「美しい本たち・手製本の世界」と題して、装丁の美しい本や手造り本、赤松文庫の貴重本の展示、製本の実演等を行います。また、職員も図書の補修等の手ほどきを受ける予定でございます。
なお、電子書籍の体験コーナーを1月22日から3月10日まで設置します。Ipad2台の内、1台を体験用とし、もう1台を予備とします。電子書籍は、青空文庫から著作権の切れた日本文学や外国文学など100冊と、人気小説「謎解きはディナーのあとで1」を入れてあります。体験者にはアンケートや聴き取りを実施していきます。以上でございます。
質疑・意見
なし
(5)文化財課
(文化財課長)
予定事業の1ですが、文化財防火デーに合わせて、旧見付学校で消火訓練を行います。毎年行っているものですが、消防署の協力を得て、放水訓練や避難訓練を予定しております。
予定事業10ですが、今年度から文化庁の助成を受けて、裸祭保存会が3ヵ年事業で裸祭の映像記録化を行いますが、今年度撮影した分の編集作業が終わりましたので、映像試写会を開きます。日時は、2月16日(土曜日)13時30分~15時50分です。中央図書館2階視聴覚室になります。映像は30分間ですが、併せて地元の中山正典先生と名古屋大学の谷部真吾先生の講演をいただく予定です。
予定事業2・3ですが、企画展を2つ予定しております。チラシを用意させていただきました。お時間がありましたら、足をお運びください。
なお、歴史文書館の企画展は、地域を限定して、例えば福田地区の出来事をまとめて、福田支所で展示するというように、各支所を巡回する予定です。
質疑・意見
なし
(教育総務課長)
追加事項をお願いします。「磐田がしてきたこと、していること、これからのこと」、それから「防災対策について」の25年1月の最新版をお配りさせていただきました。
毎月市では事業の見える化ということで更新をしています。その最新版です。ご覧ください。
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