定例教育委員会 平成24年11月26日
- 日時
- 平成24年11月26日(月曜) 午後5時30分から午後7時40分
- 場所
- 磐田市役所西庁舎 3階 特別会議室
- 出席委員
- 江間治人委員長 杉本憲司委員 青島美子委員 田中さゆり委員 飯田正人教育長
- 出席職員
- 事務局長 教育総務課長 学校給食管理室長 学校教育課長 中央図書館長
文化財課長 学童保育等担当参事 こども課長 - 傍聴人
- 0人
教育委員会が決定したもの(議決事項)
(1)平成25年度磐田市立幼稚園、小学校及び中学校の給食実施日数について
(学校給食管理室長)
学校給食の実施日数につきましては、磐田市学校給食条例施行規則がありまして、幼稚園は年間90日以上、小中学校は年間180日以上を昼食時に実施する決まりになっています。
これに基づきまして給食実施日数を決めております。小中学校におきましては、18年度から全て180日に統一しております。この180日については、ほぼ県の平均的な実施日数になります。幼稚園は少し複雑になっておりまして、3歳児については、磐田・福田・豊岡地区と竜洋・豊田地区では給食の開始時期が違います。磐田・福田・豊岡地区が114日、竜洋・豊田地区が144日で実施しています。4・5歳児につきましては、基本的に磐田・福田地区が週4日、竜洋・豊田・豊岡地区が週5日実施していますので、磐田・福田地区が145日、竜洋・豊田・豊岡地区が154日で実施しています。幼稚園における給食回数につきまして、これまで合併前の各市町村におきまして、かなりの回数の差がありました。特に3歳児については70日以上の差がありました。このような状態を、各地区幼稚園の代表の先生によります給食検討委員会を開催しておりまして、その話し合いの結果、23年度に現在の回数になりました。今年度も協議をしていただき、23年度の変更が大きかったのでもう一年間は今の回数で実施して、その後、回数を基本的には合わせていく方向で検討していくと伺っております。学校給食運営委員会でも説明しているのですが、義務教育ではないので、幅のある給食回数ということも念頭において、それでも少しずつ調整していきたいと、なるべく統一していきたいという考えでおります。
質疑・意見
なし
審議の結果、本議案は承認されました。
(2)平成25年度磐田市立幼稚園、小学校及び中学校の給食費について
(学校給食管理室長)
現在の給食費の金額ですが、平成21年度に見直しをした金額でそのまま継続しております。幼稚園の一食単価が、磐田・竜洋地区が239円、福田・豊田地区が215円、豊岡地区201円、小学校では、磐田・竜洋地区が266円、福田・豊田地区が233円、豊岡地区209円、中学校では、磐田・福田・豊田が293円、竜洋地区が312円、豊岡地区260円と決めさせていただいております。
一食単価の違いですが、主食であります米飯の提供の仕方の違いであります。幼稚園、小学校につきましては、福田・豊田地区が給食センターでご飯を炊くセンター炊飯方式をとっています。磐田地区と竜洋地区は業者に委託をして炊飯する委託炊飯という形をとっております。豊岡地区は、米飯持参という形であります。中学校については、磐田・福田・豊田地区が、センター炊飯、竜洋地区が委託炊飯、豊岡地区が米飯持参となる違いでございます。
給食費は月額で徴収していますが、一食単価にそれぞれ実施日数を掛けまして、実施月数で割り戻したものを10円単位に切り上げをして徴収させていただいております。
質疑・意見
なし
審議の結果、本議案は承認されました。
各課から報告したもの(報告事項)
(1)教育総務課
平成24年度要保護及び準要保護児童生徒の認定について
(教育総務課長)
5月、8月に報告をさせていただきました要保護及び準要保護児童生徒の認定について、その後の状況です。
今回、11月1日現在で655人を要保護又は準要保護で認定しました。8月の報告からの増減では、要保護が1人減、準要保護が19人増、合計では18人の増加となっています。
なお、23年度末の認定人数との比較では、合計で3人下回っています。
月例報告
(学童保育等担当参事)
11月9日に開催された「放課後児童クラブ指導員全体会」について、報告させていただきます。
今回の全体会につきましては、来年度の児童クラブ利用希望者募集の説明と指導員研修を実施しました。指導員の研修については、県主催の研修のほか、市独自の研修と合わせて年間4回から5回実施をしています。市主催の研修の場合、その内容については指導員の意見を聞きながら決定をしておりますが、今回については、発達障害を持つ子どもやその傾向にある子どもなどに対する接し方について研修しました。当日は、磐田学園の鈴木様を講師にお招きし、実施しました。現場における事例等を挙げながらの研修でありましたので、研修を受けた指導員からは、クラブで実践してみたら大変雰囲気が良くなったという感想も寄せられていまして、今後も指導員の資質の向上に向けて研修を実施していきたいと考えております。
(教育総務課長)
予定事業として、「豊岡東小保護者説明会」について報告します。
後ほどの協議事項とも関連しますが、先ほど教育長よりお話しがありましたとおり、今回が最後の説明会を予定しております。
11月28日の説明会につきましては、施設設備、跡地利用、小中一貫教育、小規模特認校制度などについて説明する予定です。
施設設備、跡地活用については、現時点では白紙であり具体的な計画はないこと、小中一貫教育については、今年度の試行内容、決定をいたしましたので磐田市全体としての小中一貫教育、豊岡中学校区におきます豊岡学府の基本的な考え方を中心にお知らせをしていく予定です。
小規模特認校制度については、統合後はこの制度はなくなること、また現在利用している児童については本人・保護者の意向を聞いた上で希望があれば豊岡北小への通学に配慮すること、中学校進学時には豊岡中学校への進学を選択できる配慮などを柱として説明を行う予定です。
質疑・意見
なし
(2)学校給食管理室
月例報告
(学校給食管理室長)
実施済事業では、先ほど申し上げました学校給食運営委員会の第2回目を実施しました。
次に、学校給食用牛乳供給工場調査が、11月16日に実施され、同行させていただきました。県の牛乳協会が定期的に行っている調査で、フクロイ乳業の工場の中を実際に入って調査しました。
感想ですが、全自動の工場で工場自体も非常に清潔で、牛乳のノズルからパックに入れる時ぐらいしか空気に接しない状態でありますので、衛生面では非常に良い感想を持ちました。異物混入が心配されるような器具の破損とか、床面の破損などは指摘させていただきましたが、我々が飲んでいる牛乳はかなり清潔であると感じました。
質疑・意見
なし
(3)学校教育課
月例報告
(学校教育課長)
実施済主要事業の4番、主幹教諭・教務主任を集めて職務研修会を行いました。講師として甲南大学教職教員センター教授、古川治氏をお招きし、「学習評価の改革による学校・授業改善のあり方」をテーマに講話会を行いました。特に、絶対評価に変わって10年が経ちますが、その評価のあり方について再度、教務主任・主幹教諭にそのねらいを徹底させるため研修会を行いました。
6番目の新任特別支援学級担任研修会です。先ほど教育長の話しの中にありましたように、木村さんのご遺族が来庁された時に、専門的な対応を、ということで要望が提出されています。浜松特別支援学校磐田分校を会場に新任の担任を集めて、授業参観や支援の仕方の研修会を行いました。こういう形で新任を集めたり、特別支援教育の中心となる職員を集めたり、いろいろなレベルで専門的な研修を行えるように配慮しているところです。
実施事業の予定では、12月12日に第3回就学指導委員会が行われます。インクルーシブ教育が国の方でも叫ばれて、法改正が行われ、今後具体的に下りてくるのですが、いろいろな障害がある子どもたちの就学先を、どのように話し合って具体的にしていくのかということですが、磐田市の場合は、発達支援センター「はあと」との連携、または、特別支援学校との連携を密にしながら、就学指導を着実に進めてきているところです。いろいろな課題はありますが、今年度、就学指導委員会につきましては、4回に変えてその中の3回目をこの段階で行います。
質疑・意見
なし
(4)中央図書館
月例報告
(中央図書館長)
中央図書館の月例報告をさせていただきます。1の実施済主要事業、1番の「中央図書館天井耐震工事のため臨時休館」につきましては、10月23日以降、年末まで臨時休館とさせていたただいておりますが、10月23・24日は工事の足場設置のため、完全休館をさせていただきました。10月25日以降は展示室にて仮設の受付カウンターを設け、返却資料の受取り、予約資料の貸出、新聞・雑誌の閲覧等を実施しております。1日平均400人前後の利用者が入館されています。常時10人前後の利用者が新聞・雑誌の閲覧等されています。
なお、中央館の工事に伴う地区館の状況では、豊田図書館での利用が若干増加していると聞いております。地域の方で中央館に来ていただいた利用者の方が、地区館へ戻っており、感じとしては利用者が増えているような状況であります。
次に3番、竜洋・豊岡図書館の本のリサイクル市につきましては、竜洋館が3,655点、豊岡館が337点リサイクルされました。豊田図書館の報告がまだ提出されていませんので、次回報告をさせていただきます。
次に、実施事業の予定では、1の子どもと読書講演会を12月1日(土曜日)に豊田図書館にて開催する予定で、講師は元東京都鶴巻幼稚園教諭の市村久子氏を予定しております。
なお、お手元には図書館だよりを用意させていただきました。以上でございます。
質疑・意見
- 子どもと読書講演会の対象者はどういう方ですか。
- 小学生を子どもに持つ保護者の方を対象に80人程度を定員として考えています。
- 応募はどのくらいありますか。
- 豊田図書館にて整理券を配布していますが、ほぼ配り終えるような状態であります。
- 時間は何時からですか。
- 午後2時から4時までを予定しています。
- この報告とは別のことですが、図書館について非常に良いお話しを伺いましたので報告させていただきます。中央図書館に古い貴重な資料を綺麗に製本していただけないかと相談したところ、とても丁寧に対応していただいて、すっかり綺麗に直していただきました。大変感激されていました。
- 記憶にございます。担当者が、県立中央図書館で本の修繕の研修を受けて、それを実践させていただきました。また、業者の方のアドバイスもいただきながら修繕させていただきました。
(5)文化財課
月例報告
(文化財課長)
平成22年度から3ヵ年行ってきました、御殿・二之宮遺跡の発掘調査が終了しましたので、その成果を報告したいと思います。
天竜西貝塚幹線の改良工事に伴い実施しました。
御殿・二之宮遺跡は、弥生時代の集落跡、奈良時代の遠江国府跡、江戸時代には徳川家康の御殿や、幕府直轄領を支配する代官所が置かれた、長い時代にわたって利用されてきた場所です。
今回の調査では、弥生時代の多量の土器類のほかに、倉庫跡や貝塚が見つかりました。貝はヤマトシジミが主体であったことから、近くには海水と淡水が入り混じる環境があったと想定できます。
国府に関連するものでは、特に墨書土器が特徴的です。墨書土器は、土器に墨で文字が書かれたもので、主に縁起の良い言葉や呪いの言葉、吉祥句や人名・役職名、使用した施設名などが多くみられます。
今回の資料では、「豊毅」「豊国長」「山」などがみられます。「毅」は“軍団の長”を表す言葉で、「豊国長」は当時の地名である“豊田郡の長”を示していると思われます。それらの役職についている人が使用した器だったのでしょう。
これまで中世の生活跡は、明確な形では見つかっていませんが、今回石組みの井戸が見つかったことで、生活の場であったことが証明されました。御殿や代官所に関する明確な遺構は見つかっていません。来年度以降、整理作業を進めていく予定です。
質疑・意見
なし
教育委員会で協議したもの(協議事項)
教育委員会自己点検評価について
(教育総務課長)
教育委員会自己点検評価についてですが、本日は、23年度に自己点検評価を行った際、静岡大学大学院の武井先生からいただいたご意見を参考に、24年度の自己点検評価方法についてお考えを伺うものです。
武井先生からは、今後の検討事項として大きく2点のご意見がありました。
1点目は、評価方法の見直しです。「マトリックスにより重要度と実現度の双方について三段階で評価する方法はわかりやすいという利点がある一方で、評価を改善につなげるという観点からは再検討の余地がある」というご意見をいただきました。
2点目は、「磐田市独自の施策である幼稚園関係事業の移管などについては、評価においてもより時間をかけ話し合ったほうが良い」というご意見でした。
これらのご意見を踏まえ、お配りしたような自己点検・評価シートの見直し案を作成しましたのでご説明します。
1点目は、「マトリックス評価」を「達成度による評価」へ変更する案を提案させていただきます。
武井先生からは、従来のマトリックスの関係で、事業の重要性について、評価の段階で議論することは矛盾があるというご意見をいただきました。また、評価を今後の改善につなげるという観点から、マトリックスによる評価を改め、達成度のみによる評価方法への変更提案でありまして、4段階評価への変更となります。
評価方法は、「達成している」のA、「ほぼ達成している」のB、「あまり達成していない」のC、「達成していない」のDという4段階です。これは、平成20年11月にまとめられた静岡県市町教育委員会連絡協議会の「自己点検及び評価にかかる検討委員会」で議論された「自己点検・評価について(案)」において、「評価マトリックスによる評価のほか、複数段階の達成状況による評価方法も考えられる」として、例示されているものです。今回は、その形にしていくという提案です。
なお、達成度の段階は、AからDの4段階に加え、期待以上の達成度としてのSを加えた5段階評価も例示されています。
2点目は、補助執行部局との連携を密にしていく必要性から、よりわかりやすく明確にしていくということで、中項目(6)「学校及び教育施設に対する支援・条件整備」において更に細分化しました。小項目1 を従来の「学校訪問」から「学校、給食センター、図書館及び文化財施設訪問」の一括りに、また、小項目2 を「所管施設の訪問」から「補助執行所管施設の訪問」にそれぞれ分割して変更するものです。
このような形で教育委員会が執行している部分の施設等への支援・条件整備、補助執行施設への関わり方の達成度、また、それに対しての改善方策等を見出していくためにこのように分離させたらどうかという案を提案させていただくものです。
ご意見をお伺いし「自己点検・評価シート」の内容を決定していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質疑・意見
- 評価の指標のA、B、C、Dはどこに書くのか説明してください。
- 評価の指標については、小項目の右側の欄に記入していただきます。
- 教育委員会で自己点検をする目的は何ですか。
- 法的な部分とすれば、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の中に平成20年から改正され義務付けられて、教育委員会そのものは狭義と広義とありまして、磐田市は狭義の教育委員会という形をとってありますが、広義については「磐田の教育」の中で、数値を入れながら事業がどのように動いているのか毎年検証しています。磐田市としては狭義の教育委員会活動を、それぞれ自分達の活動をいろいろな観点からみて、また、一年の活動を振り返りながら翌年度の活動に活かしていくという目的で毎年実施しています。
- 狭義ということは、教育委員会のメンバーですね。事務局の方は入られるのですか。
- 各々広義での教育委員会がどのように動かしているかという部分になりますので、「磐田の教育」に反映させる部分での対応になります。
- マトリックス評価から達成度による評価はわかりやすいと思います。達成度の基準がどこまで明確にしたら良いのかが問題になってきます。例えば、会議の運営改善で会議の回数が年間でどのくらい行えば達成度のAになるのか。そこが曖昧になると評価全体の意味がなさなくなるのではと感じます。甘く付けようと思えば付けられるし、厳しく付けようと思えばそう付けられるので、基準の基準が明確にならないのではと思います。
- 数字的に例えば、教育委員会会議の運営を年間何回開催すれば100%になるのか、とういうことではないと思います。やはり、1年間の教育委員会の活動、教育委員会の会議を通した中で皆さんからいろいろなご意見が出されると思います。自己点検ですので、その中でこのような運営がされてきた、このような改善がされてきたなどの意見を相対的に考えて、これだったならば、ほぼ達成したという形になるだろうと判断していくことになると思います。
県の案の中には、例えば、100%とか、80%、60%の数字の例示もありましたが、そうするとそのパーセントの度合はどうであるのか、その逆の基準はどうであるのか、ということで非常に難しいと考えます。単純に回数だけの問題ではありませんので、パーセンテージではできないと考えます。判断をしていただくことが基本であると考えます。
- 武井先生のお話しを聞いていると、甘く評価しては駄目だというニュアンスを受けるのですが、それがあまり厳しい評価を外へ出していいのかという事もあるので、その辺がこの評価が有名無実になってはいけないと、せっかく評価するのであるからと思ったものですから、我々はどこまで評価すればよいのか。細かく書いてもよいのではとも思いますが、どうですか。
- 上段については、今までの内容と同じですが、それに達成度の評価をつけていく形になるのですが。
- 今までの評価の仕方も少し曖昧なところがあったと思いますが。
- 判断基準が全くないので、この辺りで満足であると思えばAと判断します。これは感覚でしかないというか、ここにもの凄く精力を注ぐのはあまり意味のないことで、我々が良く出来ていたなと感じればAと判断するような感覚でしかないと思います。評価したものに対して、武井先生から何かアドバイスがありますか。
- 文書の部分は明確に書いて、それに基づいて説明をし、最終的には議論をして意見をいただきながら判断をしていく形になると思いますので、武井先生からも全ての項目にコメントがあると思います。
- 議員懇談会で説明はしましたか。
- この評価・点検については、8月の議員懇談会で報告しています。
- その時に、特別に甘過ぎないかなどの意見は出ていなかったですか。
- 今年の報告の時には一切質疑はありませんでした。前回、前々回も評価そのものの質疑はなく、個々の点検評価欄に掲げている内容についての質疑はありましたが、重要度、実現度、達成度に対する質疑ではなかったです。
- 例えば評価をする時に、何回以上行えばAとかというよりも、何回くらい行なえばAというように、決めた数値に対して達成できたかどうかということで、例えば、市長との意見交換会がありますが、年に3回行うとか、5回行うとか、当初決めたことを達成できたかどうか、3回実施できればAということではないのですが、では、Aにするには、我々が1年間どうしたら良いのかという基準が予めないと目標を達成するとはいえないですが、その基準を我々の中で決めたことを実施できるかどうかとういうことになります。やはり、1年前に比べ教育委員会の注目度が上がっているので、今の会議の回数や議論の状況が足りているのかと心配になります。
- 仕事もやってくださっていて、教育委員会にも関わっていただいていると考えると仕事をしている方が出て来られなくなってしまう様なことが考えられ、退職した方ばかりが教育委員になることも懸念されます。
- あまり回数にとらわれて行うと、教育長が言ってくれたような部分も含めて難しいところがありますので、ある意味感覚とか、一年振り返ってみてどうかとか、というくらいの判断で良いのではと思います。
- やはり、会議の中身が一回一回しっかりできたかという事の評価も必要かもしれません。
- できないと問題ですね。当たり前の事ですけど、毎回会議を開いているのに、ある程度できていないと問題ですね。
この自己点検・評価シートに、Aと記入して右の点検・評価欄に、例えば、いじめに関する議論をしたことや小中一貫教育の検討をしっかり議論したことなどの内容の自己評価を記載しておけば、これを読んだ方が、だからAなんだと読みとってもらえることで良いのではと思います。また、学校訪問も定例で行っていますが、給食を食べて午後まで自由に参観したことなどを、昨年と同じであっても実施したことを書き加えていけば良いのではと思います。 - 先ほど教育長がおっしゃっていただいた全ての定例教育委員会が、Aであるように活発でなければいけないということではなく、活発でないときもあっても良いのです。それを含めて我々は改善していくと思うので、活発ではないときばかりでは駄目ですけど、その辺りが私たちの役割と思います。このような部分を踏まえた評価をしたらどうかと思います。
- 基準とは何かと問われたときに、少し弱い感じがしますが。
- やはり、我々も仕事と両立しながらやっていくには精一杯のところもあるので、目標を具体的に示して消化できるのかという判断になると考えます。
- 定例教育委員会での議論ばかりではなく、例えば、「今後どうするのか、その背景に何があって、どこが問題だったのか」という議論を別の場所で、本音の議論ができたことをこの評価の中に入れていき、問題に対して果敢に取組んで議論することは我々に必要なことで、定例教育委員会の限られた時間では限界があるから、それ以外にも我々がやらなければいけないこともあると感じました。
- もう少し小項目を細分化できますか。
- 小項目を細分化できるものを例示としてあげると、教育委員会の運営改善で開催回数と運営そのものの部分とを分けてはいますが、開催回数の量的な部分の判断については段階的には示していないので、そこの判断はトータル的にみていき、回数だけを統一して分けることはできないと思いますので、やはり全体的にみている中でトータル判断することが良いと思います。
- 小項目の細分化はやめて、それよりも点検と評価の中でみていけば良いのではと思います。あまり形にはめない方が良いと考えます。
- 今まで皆さんが教育委員として活動されてきたのは、長年やってきているのでギリギリのところまでやってきていただいていると思います。その部分でどうかということで、以前に市長との懇談会を実施していなければCだったと思いますが、実施したからCからBに変わったとか、BからAに変わってくると思うので、かなり成果を出している中で評価をしていると感じれば、昨年よりも少しでも良くやっていれば、昨年Aでも、今年もAでも問題ないと思います。例えば、何かの理由で学校訪問が出来なかったとなれば、AだったのがBになるということで、理由も書いて、それを見て疑問に思う方はいないと思います。
- 私も少し検討してみます。
- 時間的にはどのくらいありますか。
- まだ、もう一回くらいは議論する時間はあります。
- シートの赤い部分について、どう考えるのか、検討してください。
- 補助執行への関わりという部分をある程度明確にしていく観点から1 で学校と給食センター、図書館、文化財施設の訪問という括りと2 の補助執行の括りと分類することについて、いかがでしょうか。
- 今までは、学校訪問で行っていたのですね。
- 学校訪問が一つと、あと補助執行とかは問わず、学校以外の施設訪問としていました。
- 教育委員会として公民館は訪問した方が良いと思います。
- 毎年、全部を訪問するのではなくても手分けをして、一人一回は何処かの公民館は訪問するようにして、3年くらいで全ての公民館を回るようにしてもいいですね。今は、学校以外の施設ではCになると思いますので、CがBに変わってきますね
- 地域の拠点として公民館訪問は大事だと思います。館長の考え方によって随分変わると思います。以前は良かったのに、なぜ今度は駄目なのと聞く事があるので、ある程度訪問しているという実績を作った方が、少しは考えてくださる思いがします。
- 今年、公民館の長をやっている方が、公民館を教育委員会に訪問していただきたいと年度当初言っていました。
- 公民館訪問するなら、シートに記載した方が良いです。
豊岡北小学校、豊岡東小学校の統合について
(教育総務課長)
次に、豊岡北小学校と豊岡東小学校の統合についてです。
前回の定例教育委員会において、これまでの経過についてご説明させていただきました。その後の説明会について、先ほどの月例報告で報告しましたが、改めて11月2日及び11月15日の豊岡東小学校保護者説明会の内容を詳しく報告します。
11月2日の説明会では、児童・保護者の不安解消に向けた方策として、統合前年度の交流の案を示しました。具体的な内容や方法は、学校が年間指導計画を作成していく中で決定されますので、あくまでイメージとして説明しました。児童の交流では、子どもたちの相互理解はもちろん、両校の教職員が児童理解を深めることもねらいに行うこと、特別活動や各教科、総合学習などを活用した交流を計画すること等を説明し、イメージですが交流形態や方法等も例示しました。
また、保護者の交流では、保護者の相互理解を深めることやスムーズな統合への準備を行うための方策を説明しました。統合後の学校においてPTA活動がスムーズに行うことができるよう、(仮称)統合準備委員会にPTA部会を設置することや、児童の交流時に参観会・保護者懇談会を行うことなどを例示しました。
また、より教育効果の高い交流学習を行うとともにスムーズな統合への準備ができるよう、両校の教職員による合同研修を行うことや、修学旅行や宿泊体験学習等の検討等を両校で行うことも提案しました。
次に、11月15日の説明会では、(仮称)統合準備委員会における具体的検討事項の案を示しました。具体的には、お配りした資料の2ページ記載のように、教育部会・通学部会・PTA部会・事務部会・式典部会を設置し、内容欄に記載の協議をしていくこと、また各部会の検討内容案の詳細については3ページ以降の資料を使って説明しました。一例で申し上げますと、教育部会では両校のPTAの代表、地区の自治会の代表、教員の代表、地区の公民館長が入りまして進めていくことになります。具体的には、作業部会的なものを設けて教育目標や年間の教育計画などを叩き上げて、それを部会に上げて協議することになるということを説明させていただきました。
また、11月2日の説明会の中で、児童の事前交流について、さらに具体的な説明が欲しいとのご意見がありましたので、資料21・22ページのように、学期ごとの交流学習例を示させていただきました。例えば、1学期の交流の目的は、まずお互いのことを知ることがポイントですので、ゲーム形式を取り入れたものから入っていくこと、2学期については、人数が増えた中で授業を体験するということをポイントにして音楽、体育等の授業とか通常の学科を使いながら進めていく、3学期については、統合後の学校生活がイメージできるかということがポイントになりますので、東小から北小に行って1日を過ごすことを行っていきます。今度は、二クラスになりますので、二クラスとして終日生活体験をすることもイメージとしてはありますと、説明しています。
今後は、先ほど月例報告で報告したとおり11月28日に説明会を行います。
なお、豊岡北小学校の校長やPTA本部役員への説明会を11月12日に行い、これまでの経過等を報告しました。その後の豊岡東小保護者説明会の概要は、改めて豊岡北小学校へお伝えする予定です。
以上、前回の定例教育委員会以降の説明会等の報告をさせていただきました。
次に今後の予定についてご説明いたします。次回の定例教育委員会において、教育委員会としての方針をご審議いただき、方針決定をしていただく予定です。
その後、教育委員会として決定した方針を議員懇談会において議会へ報告し、その後、豊岡東地区自治会及び豊岡東小学校保護者への報告、豊岡北地区自治会及び豊岡北小学校保護者への報告という流れで進めていく考えです。
次回の定例教育委員会では、議事として提案したいと思います。
豊岡北幼稚園、豊岡東幼稚園の統合に向けた取り組みについて
(こども課長)
幼稚園の今年度の取り組みと今までの経過をご説明申し上げます。
PTAの懇談会を5月31日、9月2日の2回行いました。明日、11月27日に豊岡北幼稚園との懇談会を予定しています。12月上旬に豊岡東幼稚園のPTAとの懇談会を予定しています。内容については、大きく4点あります。小学校も交えて説明を行っていますが、特に幼稚園では交流のカリキュラムを一緒に行うため、北幼稚園と東幼稚園との連絡協議を密に行っていただいています。例年は10回の交流会を行っていますが、今年度は13回行っていただいています。内容はそれぞれの園に行っていただいて、同年齢ごとに遊んで、給食を食べて、給食当番もやって交流しています。また、お寺に行って一緒に座禅体験をしたり、サッカー教室をやったり、園外のお散歩などいろいろと趣向を凝らして共通の遊びを共有しようということです。
二つ目は、両園において交流の様子を各家庭へのPRを積極的に行うため、主には毎月の園だよりで情報を伝え、保護者には今何を行っているのかが非常に良くわかるような形をとっています。
三つ目は、PTAのご理解をいただいて保護者の方も交流していただいています。具体的には、家庭教育学級を合同で開催して、一緒に料理教室を開いたり、同じ講師をお招きして遊びを教わったりしています。
最後に四つ目が、家庭教育学級以外にもPTA同士がプライベートで交流していただいています。これは、こちらから仕掛けたわけではなく、特に会長同士が非常に仲が良く、プライベートの中でも児童館でお話ししたり、いろいろな場面でお互いに情報交換をしています。実は、明日(11月27日)も、北幼稚園でバザーがありますが、東幼稚園の会長らが出掛けて行き、お菓子作りを行うそうです。何かの行事の時にお菓子の差し入れをしたらそれが好評で、今回も行うと伺っています。
そのようなことで、小学校よりも保護者の方の統合に向けての意識が高まっているような気がします。平成26年に統合することは承知しており、保護者の方からこのような形で交流していると報告をいただいています。5月の時も今年はこのようにしていくとか、9月は中間報告でこうしたなどの報告もいただいています。
園児の方も、園行事の中でお互いに行ったり来たりして交流しており、その中で、北幼稚園に東幼稚園の児童16人全員が行って安心感を得ることなどを心掛けています。また、園児同士も仲が良くなっていて、名前を覚えあって街で会っても会話ができるような状態です。同席して見ていると、3歳児は直ぐに仲良くなって一緒の幼稚園に居るような仲の良さでありました。5歳児くらいになると、少し恥ずかしさや遠慮が出てきて仲良くなるまでに少し時間が掛かっている子も見られます。
保育現場とかPTAの状況とかは良い方向で進んでいると思われます。
質疑・意見
- 幼稚園の保護者の方は統合に関して良くご理解していただいて、自ら自分たちでできることを探して動いていることは喜ばしいことだと思います。
先日、市町教育委員会が開催された時に、ある市の教育委員会の方のお話しを伺うことができました。その市は、統合が多いところでありまして、やはり丁寧に行っていて統合後もフォローを丁寧に行っていったら統合して良かったような感じを受けるということで、その後はスムーズにいったと伺いました。
今、伺っていると本当に丁寧に進めていると感じました。やはり、丁寧に進めることが後々、保護者や地域のご理解をしっかりといただけると思いました。もう少しスピーディに行っていっても良いのではと感じますが、丁寧に進めていくことは後々に繋いでいけると思っています。 - 部会の部会長はどなたになるのですか。
- 今示している案は、教職員代表、PTA代表という形でありますが、事務局側から指名することはありません。教育部会であれば、教育目標や教育課程という形がありますので、その中でそのような視点から選んでいくことになろうかと思いますが、これから事務局としては案を練るという段階であります。
- 部会の中の役職も決めてから動いていくことになりますか。
- 部会長を決めてお願いする形になります。豊岡北小からはどのような方を選出すればよいか質問されましたが、部会に何人という依頼はしますが、この部会へはこの会長、副会長というような指名の仕方はしませんので、例えば、PTAはPTAにお任せしますと説明しました。
- 準備委員会の名前の並びが常に東から始まっていますね。そういうスタンスで行っているわけですね。
- 基本的にはそのような考え方です。
- 丁寧にやっていることが良いですね。
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