定例教育委員会 平成24年4月27日

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ページ番号 1000743  更新日 2018年8月29日

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日時
平成24年4月27日(金曜) 午後3時から午後5時
場所
磐田市役所西庁舎 3階 特別会議室
出席委員
江間委員長 杉本委員 青島委員 田中委員 飯田教育長
出席職員
事務局長 教育総務課長 学校給食管理室長 学校教育課長 中央図書館長
文化財課長 学童保育等担当参事 健康福祉部長 こども課長
市民活動推進課長 スポーツ振興室長 文化振興課長 幼児教育等担当参事
傍聴人
0人

教育委員会が決定したもの(議決事項)

(1)学校体育施設利用運営協議会委員の委嘱について

(スポーツ振興室長)
学校体育施設利用運営協議会は「磐田市立学校の施設開放に関する条例」第17条の規定により設置されるもので、開放事業の円滑化を図り、効率的な運用や施設利用の安全性等を協議していただくものです。「磐田市立学校の施設開放に関する条例施行規則」第11条の規定により、教育委員会が委員を委嘱するものです。ご提出させていただいた資料の通り42名の委員の委嘱についてご審議をお願いいたします。委員の任期は1年です。委員の構成は、小中学校長33名、スポーツ推進委員会代表2名、磐田市体育協会代表3名、PTA連絡協議会代表1名、自治会連合会代表1名、行政関係職員2名です。

質疑・意見

Q 運営協議会は、年間に何回開催されますか。
A 例年、年1回開催されております。

審議の結果、本議案は承認されました。

(2)学校体育施設利用管理指導員の委嘱について

(スポーツ振興室長)
学校体育施設利用管理指導員は「磐田市立学校の施設開放に関する条例施行規則」第12条により委嘱するものです。指導員には市内の学校施設の開放に伴う危険防止、施設管理について指導していただきます。任期は1年です。各小中学校長から1校当り1名を推薦していただいた33名の委嘱についてご審議をお願いいたします。

質疑・意見

なし

審議の結果、本議案は承認されました。

(3)平成23年度磐田市教育委員会の点検及び評価について

(教育総務課長)
教育委員会の自己点検・評価につきましては、平成20年度より、事務の管理や執行状況について自己点検・評価を行うこととなりました。今回で4回目となります。
自己点検・評価の内容、方法については、各自治体の裁量に委ねられていることから、本市においては、「教育委員会が直接管理・執行する事務」について自己点検・評価シートにより点検評価を行っております。
なお、教育長に委任された事務については、「磐田の教育」の中で項目ごとに現状について点検評価を行っています。「24年度磐田の教育(概要版)」は前回3月21日開催の教育委員会において、承認されております。
「平成23年度教育委員会の自己点検・評価シート」については、3月13日に静岡大学の武井先生をお招きして開催した「自己点検・自己評価会」での評価に基づき作成したもので、評価会での意見を踏まえての変更点は、2点です。
1点目は「(4)教育委員会と首長の連携」の点検・評価欄の○の4つ目で、当初の「24年度から幼稚園に係る事務が市長部局に移管されるため、市長部局とのより一層の連携を図る工夫をしていきたい。」という評価を、「市長との話し合いの機会は持ったが、24年度は教育行政に関してもう少し時間をとって意見交換する機会を設けていきたい。」としたもの。
2点目は「(5)教育委員の自己研鑽」の点検・評価欄の○の4つ目で、当初の「近隣市町の教育委員との懇談会を開催し、」を「近隣及び遠方の市町の教育委員との懇談会を開催し、」としたものです。
また、武井先生からも本市の取り組みについて、別紙の意見をいただきました。
ご意見の要旨としては、

  • 教育委員の意思決定のもと、円滑に職務が遂行されている。
  • 昨年度から変更された点や課題として浮かび上がってきた点についても積極的に改善の方向性が検討されている。
  • 今後の検討事項として大きく2点のご意見があり、
    1 市の施策の特色に立脚した独立の項目の設定を。
    例えば小中一貫教育の試行開始など磐田市独自の施策については、評価においてもより時間をかけ話し合った方がよい。
    2 評価方法の見直しを。

実現度と重要度の双方について三段階で評価する仕組みはわかりやすいという利点があり概ね適切に評価されているが、評価を改善につなげるという観点からは、再検討の余地がある。
となっています。
なお、この「教育委員会の自己点検・評価」については、例年どおり9月頃に議会への報告を行う予定です。
最後に、この自己点検・評価については、武井先生からは「評価方法の見直し」についてのご意見がありました。今後、意見交換の場を設けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

質疑・意見

  • この評価シートを市民の方々がご覧になってどう思うかという点をこれから考えていきたいと思います。

審議の結果、本議案は承認されました。

(4)教務主任等の辞令発令について

(学校教育課長)
「磐田市立小中学校管理規則」第23条から第29条により、教務主任等の辞令発令をお願いするものです。
資料には「教務主任」「研修主任」「生徒指導主任」等の記載をしております。今年度、教務主任は33校中10名が新たに教務主任となった先生です。その中で5名が女性です。女性教務主任の比率が増えております。
司書教諭につきましては、12学級以上の学校に必要となります。
小中防火管理者は、防火管理者の講習を受けております教頭が任に就くわけですが、新任教頭が赴任した学校につきましては、教頭が防火管理者の資格を取得するまでの間、校長が任に就くことになります。
初任者研修指導教員は、小学校については、初任者研修に専門にあたる拠点校指導教員が市内に5名います。校内指導教員として校内で初任者指導にあたる教員が各校にいます。中学校については拠点校指導教員が市内に3名います。そして校内指導教員、教科指導教員がいます。

質疑・意見

なし

審議の結果、本議案は承認されました。

(5)産業医の委嘱について

(学校教育課長)
「労働安全衛生法施行令」第5条により50人以上の労働者を使用する事業場に産業医を置くことになっております。城山中学校の産業医として小栗孟(おぐりはじめ)先生(サーククリニック院長)を委嘱することについてご審議をお願いいたします。

質疑・意見

Q 産業医は学校でどういうことを行うのですか。
A 年2回学校へ行き、職員の労働に関する内容等の話し合いや、健康状態に関する相談を行っております。教員の労働時間の増加や多忙化が問題になっておりますけれども、この点につきましても専門家の立場からご助言をいただいております。
Q 過重労働に関して、45時間以上の時間外勤務は年間6回以内などの法律がありますが、過重労働に関するご指導もされますか。
A 月80時間以内の時間外勤務を基準としています。今年度は全校にタイムカードを配置し、労働状況を把握するようにしています。時間外勤務が月80時間以上になった場合には、教育委員会へ報告をあげていただき、専門医に相談するシステムを整えております。
Q それは単月ですか。
A 単月で月80時間以上です。
Q 月に45時間を超える時間外勤務が年間6回を超えてはいけないという点は、どのようにケアされていますか。
A 月毎の勤務実態実績簿があり、年間を通じて確認をしています。

審議の結果、本議案は承認されました。

(6)学校協議会委員の委嘱について

(学校教育課長)
「磐田市立小中学校管理規則」第35条3項の規定により、名簿の通り学校協議会委員の委嘱をお願いするものです。

質疑・意見

なし

審議の結果、本議案は承認されました。

(7)磐田市立幼稚園防火管理者の辞令発令について

(こども課長)
「磐田市立幼稚園管理規則」第16条に防火管理者の規程がございまして、各園の主任が管理者を務めるようになっております。異動に伴い、主任教諭で防火管理者の資格をもっていない者が4名おりますので、その者は今年取得していただきますが、それまでの暫定的な措置として園長にやっていただいている園がございます。豊岡東幼稚園につきましては主任がおりませんので副主任が代理を務めます。これも16条の中に主任がいない場合の規定がございますので、それに沿って任命しております。

質疑・意見

なし

審議の結果、本議案は承認されました。

各課から報告したもの(報告事項)

(1)スポーツ振興室

スポーツ推進委員の退任について

(スポーツ振興室長)
平成23年度当初に2年間の任期で66名のスポーツ推進委員を委嘱していただきましたが、平成24年3月末日をもって2名、平成24年4月末日をもって1名、計3名の解任を報告させていただきます。解任理由といたしまして、1名は県外へ転出することになり磐田市での活動を継続することが困難なためです。1名は静岡県水泳連盟の役員を兼任しておりましたが、この4月から水泳連盟の競技運営に携わることになりスポーツ推進委員としての活動を継続することが困難になったためです。もう一名は土日の仕事が増え、スポーツ推進委員としての活動が困難であることからです。

ジュビロ磐田ホームゲーム小学生一斉観戦事業について

(スポーツ振興室長)
5月12日(土曜)に実施する予定です。学校担当者会議、市支援員への説明会等を行い、準備を進めております。平成24年2月定例教育委員会におきまして、参加方法に関してバスの利用についてのご質問がございました。東部小学校からは往復徒歩で、田原小学校からは帰路は徒歩でという希望がありました。熱中症対策として、昨年度はありませんでしたが、今年度は救護用テントを準備し、給水所も設ける予定です。今回は、市職員では健康増進課の保健師が多数支援協力をしてくださることになり、スポーツ振興室としては心強く感じているところです。

卓球水谷隼選手ロンドンオリンピック出場激励会について

(スポーツ振興室長)
磐田市見付、豊田町卓球スポーツ少年団出身の水谷隼選手が卓球男子オリンピック代表に選出され、市を挙げて応援する体制が整いました。水谷選手のスケジュールに合わせ、5月6日(日曜)に市民文化会館ホールで激励会を開催いたします。現在、周知PRに努めております。水谷選手の模範演技も実施されますので、一人でも多くの市民の方に足を運んでいただきたいと考えております。

質疑・意見

  • 水谷選手の激励会の件ですが、ぜひ大勢の方にいらっしゃっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

(2)こども課

福田地域内の公立保育園・幼稚園見直しに係る方針決定について

(こども課長)
4月12日に方針決定をし、翌日新聞報道等がされました。昨年10月に5つの施設について見直しの方向を決め、一体化を含めた改築・再配置について検討していきたいという考え方を出しました。それに基づき、地元自治会、地域審議会、市政懇談会、各保育園幼稚園の個別説明、全体での意見交換などを開催してまいりました。3月までで11回開催してまいりました。そこでご意見をいただいてまいりまして、3月22日には地元自治会連合会の正副支部長と5園のPTAの皆様が来庁され「早期に5つの幼稚園・保育園を統廃合して1つの幼保園を造っていただきたい」という要望書をいただきました。30名を超える皆さんで市長に要望書を提出していただき、議長にも要望書を提出していただきました。これを受け、地元の同意をいただいたとして、当初は24年にもう少し議論をして方針決定することを考えていましたが、早く方針決定して、早く施設を造っていただきたいという要望でございますので、4月12日に方針発表となりました。
方針の内容は「津波等、地震対策の強化充実を図るため、福田地域の4幼稚園・1保育園を統合し、(仮称)福田幼保園を新設する。ただし、当分の間、福田中幼稚園と(仮称)福田幼保園の2園体制とする。(仮称)福田幼保園の開園は平成27年4月1日を目標とする。」というものです。
「当分の間」というのは、全ての統合を最終目標としますが、現段階での園児数が450名程になります。施設的にも大きなものが必要になりますし、避難を想定した場合に時間がかかることが考えられます。福田中幼稚園は耐震性能が非常に高く、公民館の屋上への避難も可能です。福田中幼稚園そのものもRC構造の2階建て建物となっております。幼稚園に外階段を付けたり、公民館へという方法も考えながら、福田中幼稚園は(仮称)福田幼保園と一緒に運営させていただきたいというものです。
人口動態を見ておりますと、福田地域の子どもの数が確実に減ってきております。磐田市全体も減っておりますが特に福田中幼稚園を見ますと、この10年間で80人程度減少しておりますので、もっと減ってくるという推測をしております。そうしますと5年前後ぐらいのスパンで新しい幼保園に統合できればと考えております。統合については(仮称)福田幼保園に余裕教室を造っておくことなども今後の検討課題の一つと考えております。
具体的な建物や運営方法については、地元PTA代表の皆様や有識者の皆様とワーキンググループを作り内容を詰めていきたいと考えております。
今年は当初予算で、基本設計、実施設計を計上しております。今月から候補地の地権者に接触しています。理解がいただければ9月議会で土地代金の補正をしていただくなどをして、早めに計画にこぎつけたいと考えます。候補地は農地でございます。第一候補地は福田小学校西側の青地白地混在の1万平米程を考えております。早ければ9月議会で議決をいただき、秋には契約したいと考えております。それと並行し、地主の承諾があれば除外申請が出来るので、除外申請を今年中に出したいと考えております。来年は土木工事をしていきたいと思います。土盛りといったものを中心に行います。26年には建物の建築をし、27年4月1日の開園を目指したいと思っております。

質疑・意見

Q この建物自体が住民の避難所になりうるかどうかを検討していただきたいと思います。
A 小学校の近くになぜ建築するかというと、小学校の屋上へも避難させていただきたい。そして自園の屋上へも避難できればと思っております。ただ津波高が第4次想定で出されます。また、11.8mという数字が出たことで2階建ての園舎で大丈夫かという話も出てきます。実際は色々とシミュレーションしていますが、内陸に2㎞~3㎞になりますとそんな高さでは来るはずはないと思っております。色々な想定をしながら、おっしゃったことも含めて今後ワーキングにかけていきたいと思っております。
Q 福田中幼稚園の上に避難する、公民館に外階段を付けるといったことも一緒に考えますので、そういった施設も住民の皆様は使えると思います。

(3)教育総務課

児童手当(子ども手当)からの学校給食費等の徴収について

(教育総務課長)
昨年8月30日に公布された「平成23年度における子ども手当の支給等に関する特別措置法」に、受給資格者の申出により学校給食費等の徴収ができるという規定が新たに設けられました。受給者からの申出によりまして学校給食費や保育所保育料等を徴収することができるものですから、徴収の流れを年度初めの校長会で説明させていただき、必要に応じて従前の部分で残っている部分、いわゆる滞納分を児童手当(子ども手当)から申出によって徴収させていただくというものでございます。この申出により滞納分の徴収を行うのは、現時点では放課児童クラブと学校給食費を合わせて数世帯(一桁)と見込んでおります。あくまで保護者の申出によりますので、話をして保護者の了承を得なければいけませんが、現時点の見込としては数世帯です。

屋上避難施設外階段設置について

(教育総務課長)
福田中学校、豊浜小学校、竜洋東小学校の屋上に上がれるように外階段を設置するものです。平成24年度に磐田市全体として18億円の防災予算を組み、これは県下第3位の予算規模ですが、色々な防災対策をしていくうちの一施策です。南海トラフの巨大地震による震度分布・津波高の解釈で11.8mというものがございましたが、工事後は3校とも11.8mを上回ります。
(詳細な工事予定について、学校毎に図面を使って説明)
工期は5月23日から8月31日の予定です。9月2日の総合防災訓練ではこれを使っていただくことを考えております。
学校施設であり、安全上、防災上の問題がありますので鍵は付ける予定です。南京錠を付け、学校、地域の方、教育委員会が鍵を持つという形を考えております。具体的な鍵の数や持ち方は5月に避難所ごとの地域防災会議がありますので、その場で地域の方と相談しながら決定していく予定です。蹴って破るようなドアを考えている自治体もあるようですが、あくまで学校施設ですので基本的には安全対策第一ということを考え、地域へも説明してまいります。

質疑・意見

Q 階の途中からも屋上へ行けるのですか。
A はい、行けるようになっております。
Q 8月のいつごろ完成とおっしゃいましたか。
A 工期は8月31日となっておりますが、できるだけ早く造っていただくようにします。
Q 学校は8月26日頃に始まりますか。

  • そうです。学校としてはもう少し早めにできると良いです。

A 契約上の工期ということですので、実際の工程の中では工期は早まると思います。天候等の影響で遅れた場合に工期変更をするのは手続きが難しいので、ある程度余裕をもった工期にしたうえで、できるだけ早期に仕上げるということになります。

月例報告

(教育総務課長)
資料に記載の通りです。予定事業に「磐田市PTA連絡協議会総会」が5月にございます。10月に行われる関東ブロックの研究大会で、豊岡東小学校PTAが研究発表を行う予定であることを補足させていただきます。

質疑・意見

なし

(4)学校給食管理室

給食用食材の放射性物質検査について

(学校給食管理室長)
本年5月から給食用食材の放射性物質検査を開始することとしましたので報告します。
国のほうでは給食用食材の放射性物質検査の動きは昨年11月頃からありまして、「安全・安心のための学校給食整備事業」を開始するという動きがございました。内容は青森県から静岡県までの17都県に都県が検査機械を購入するための補助金を出すという内容でございました。それが静岡県に5台の割り当てということで、それでは不十分であるという事で市長会から内容の充実と流通段階で検査を組み込むことを申し入れました。それが実現しなかったことから市単独で新年度から開始することにしたという事情があります。
今回、国が定める食品中の放射性物質の新たな基準値が設定されたことから、保護者の不安の軽減を図るため調査を実施します。
検査の概要ですが、給食に使用する野菜・きのこ類を中心に当日使用する食材の一部をとりわけ、検査するもので、民間業者に委託する方法で実施する予定をしております。検査対象施設は単独調理場15校と3センターに加えて7箇所の保育園も歩調を合わせて実施します。検査内容は今回規制値が設定されたセシウム134・137で、検査方法としては、計25の施設のうち、2~3箇所を同日に実施する予定です。なるべく、毎日どこかの施設で検査していくよう考えています。検査はシンチレーションスペクトロメータという機器を使用して実施します。現在、業者選定の手続きを行っており5月中旬から実施するよう計画しております。なお、25施設ございますので各施設単位では月に1回の検査をする形になります。
検査結果は、当日の給食提供前に委託業者から報告を受け、万が一異常があった場合にはその食材が入った副食の提供は中止することとなります。また、それぞれの検査結果を市のホームページへ掲載します。

あさりの水煮について

(学校給食管理室長)
あさり水煮から検出された残留農薬の関係についてです。資料は3月26日付で該当する学校等の保護者の皆様に配付した文書の写しです。そこにありますように、大原学校給食センターで、3月8日に提供したクラムチャウダーで使用したあさりの水煮について、業者の自主検査により除草剤の成分である「プロメトリン」が基準値の0.01ppmを上回る0.02ppm検出されたもので、当日使用した62kgのうち、22kgが対象となっていたものです。
本来あさりから除草剤が検出されることは想定されておりませんので基準自体がございません。この場合、最も厳しい0.01ppmを基準とする制度となっております。今回検出された量については、規制対象となっている他の食品の基準値より低く、たとえば、米、牛乳などは0.05ppm、小麦などは0.1ppmとされており、0.02ppmという数値は、人体に悪影響を及ぼす危険性のないレベルとされております。
給食用食材の安全性については、細心の注意をはらっておりますが、今回の件でも、わかりますように事後に判明するケースが多く、実際には対応に苦慮しております。今回中国産のあさりを使用しましたが、あさりは国内産がほとんど流通しておらず高価であるため、中国産を使わざるを得ないことや、鉄分の補給に非常に良い食材であることから常に給食で使用している食材です。今回あさりから農薬成分が検出されたことから、あさりについては「プロメトリン」が検査対象になりました。今後は0.01ppmを超えたものは流通しないということになりますので、安心して使えると判断しております。

月例報告

(学校給食管理室長)
豊岡学校給食センター民間委託業者の選定作業に入っております。4月18日に業者説明会を実施いたしました。8社の出席がございました。うち1社は辞退しておりますので7社からの選定となるだろうと予想しております。5月19日~20日に学校給食センター長や栄養士を中心に一次審査を行います。一次審査で3社ほどに絞り、プレゼンテーション形式による二次審査を6月11日に行い業者を決定いたします。

質疑・意見

なし

(5)学校教育課

月例報告

(学校教育課長)
本年度から小学校に1台ずつ電子黒板が入りました。電子黒板の利用を中心に研修を重ねていきたいと思います。4月末までにほぼ小学校へ電子黒板の配備を完了しております。活用方法の工夫について研修を重ねてまいりたいと思います。
5月21日に金環日食がございます。各学校で安全面についても配慮しなくてはなりません。日食の時間帯が登校の時間帯となることから、交通事故等十分に注意するよう教育委員会から各学校に呼びかけています。日食を直接見ると目の炎症等を起こす可能性もありますので、その点も文部科学省からの資料を配布して各学校へ注意を促しております。登校時間を早め、観察会を予定している学校もあると聞いています。
京都での交通事故を踏まえ、通学路の危険個所について再度確認しております。年度当初に全ての学校から通学路および危険箇所について報告を受け、まとめております。また、危険個所については聞き取り調査を行っています。交通安全面については特に配慮して対応してまいりたいと思います。

質疑・意見

Q 電子黒板を使用した授業や英語の授業を教育委員会訪問の際に見せていただくと良いと思います。
A 外国語活動の授業や電子黒板を使った授業を教育委員会訪問時に見ていただくようにしたいと思います。
Q 金環日食は貴重な体験を皆さんがすることになると思います。次回が18年後というと成人になります。日食に対する知識を小学校の1年生は1年生なりに、中学校3年生は3年生なりに教育する場を授業の中につくられますか。
A こちらから具体的に指示は出していません。安全面に関して教育委員会としての指示を出しています。前回の日食の時に学校で観察用のサングラスを購入して、事前指導をして、全員で見学したという学校がありました。日食をどう教育に生かすかという指導内容については各学校に任せています。

  • 自分は非常に不思議な体験をした記憶があります。なかなか体験できない貴重な経験になると思います。それを小さい子は小さい子なりにどう受け止めるかということが大事だと思います。

(6)中央図書館

平成23年度資料点検結果について

(中央図書館長)
23年度末の蔵書点数は5館全体で834,768点です。前年度は818,026点です。前年度より16,742点(2%)増加しております。内訳については購入分が36,593点、寄贈図書等が3,740点で合計40,333点の増でした。除籍等が23,591点ありましたので、前年度比16,742点増加したことになります。また、23年度の蔵書点検の結果、中央図書館における不明図書等は338点、福田図書館は71点、竜洋図書館は208点、豊田図書館は153点、豊岡図書館は22点、合計792点で、前年度比339点減っております。

平成24年度資料点検期間(休館)について(福田・竜洋・豊岡)

(中央図書館長)
福田図書館の資料点検期間は平成24年5月29日(火曜)から6月1日(金曜)まで、竜洋図書館の資料点検期間は平成24年6月12日(火曜)から6月15日(金曜)まで、豊岡図書館の資料点検期間は平成24年6月5日(火曜)から6月8日(金曜)までです。
従来は火曜日から日曜日まで臨時休館とさせていただいておりましたが、今年の2月から中央、豊田図書館で、実際には月曜日から始めて木曜日までの4日間で終わり、金曜日は万一の予備日として対応していました。今年度は全館このように行いたいと思います。今年度は耐震工事等があり休館日が増えますので、できるだけ開館していきたいと考えております。

月例報告

(中央図書館長)
実施済事業として「茶の間ひととき読書連絡推進協議会理事会」(教職員対象)を開催しました。新学期が始まっているということから早めに児童の皆さんに図書に触れていただきたく、この会の後で選書をしていただき、現在は各学校に配送中です。
実施予定事業として、「本のリサイクル市」を予定しております。例年盛況で初日100人前後の方が並びます。本の有効利用がされていると思っております。残った本は他の図書館のリサイクル市へまわして有効活用してまいります。

質疑・意見

なし

(7)文化財課

月例報告

(文化財課長)
4月20日に文化審議会から答申があり、竜洋地区の建造物3点が正式に国登録文化財に決定いたしました。
豊岡の上野部地内で古墳が発見されました。職員が栗下地域の老人会に招かれて講演に行きましたら「古墳がある」という話になり、見せていただいたところ全体が残っておりました。中に入ると石舞台の中にいるような錯覚を受ける古墳です。静岡県西部では浜北に完全に石室が残った古墳が1件あります。磐田市内には940基ぐらい古墳がありますが、こういう形で残っているのはこれしかないと思います。かつてはここの所有者の方がじゃがいもなどをしまう室として使っていたようですが現在は使われておりません。一部、木の根の影響で側の石が膨らみ少し変形してはいますけれども、それでもすごいものです。今後測量して、できれば指定文化財にと思っております。

質疑・意見

Q 古墳の調査はこれから行うのですか。
A 測量等をしていきたいと思います。
Q 現在工業団地になっている平山団地という所がありますが、そこにあった古墳は登録されていますか。
A はい。
Q これと同じような古墳ですか。
A もうだいぶつぶされておりましたので、下の部分しか残っていない状態でした。
Q 開発当時に、まだ団地ができる前に発見されて、ある時期に公開されました。その時に入ったのですが、奈良の石舞台を小さくしたようでした。
A 天井までは残っていなかったと思います。

  • 無かったですね。
  • 今回は天井まで残っていますね。

情報発信元

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