木造地蔵菩薩坐像・毘沙門天立像
県指定文化財の「木造地蔵菩薩坐像」「毘沙門天立像」について紹介します。
宣光寺には、県の文化財に指定された2体の仏像が伝わります。地蔵菩薩坐像と毘沙門天立像で、平安時代後期に作られたものです。
地蔵菩薩坐像は延命地蔵とも呼ばれ、永暦元年(1160年)の銘が残っています。左足を下げ、手には宝珠と錫杖を持ちます。 毘沙門天立像は邪鬼を足元に踏み、鎧の装飾もみごとに表現されています。 ともに鮮やかな彩色を施しています。
この他にも木喰上人作と伝えられる子育如来像、子育地蔵像や天正15年(1587年)に徳川家康が寄進した釣鐘、安永5年(1776年)に奉納された和算額などが残されています。 釣鐘には「源家康」の銘を見ることができます。
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