掛塚祭屋台囃子
県指定文化財の「掛塚祭屋台囃子」について紹介します。
貴船神社の祭典に曳き廻される屋台の中で大太鼓・小太鼓・横笛などにより演奏される囃子です。
囃子は言い伝えによれば、南北朝時代、後醍醐天皇の皇子・宗良親王が遠江国井伊谷に向かうため、延元3年(1338)9月伊勢の大湊を軍船数十艘に分乗出航したが、遠江の沖にて暴風雨にあい船団は散り散りとなり、宗良親王の船は遠州白羽に漂着しました。
そこから親王は目的の地、井伊谷へ向かいましたが、途中貴船神社の大祭にであい、村人は貴人を迎え歓待し、親王の前途を祈願しました。この折りに随員の中御門中納言某により、公卿囃子他、数曲が伝授されたのが始まりと伝えられます。
掛塚祭屋台囃子記録映像
県指定無形民俗文化財「掛塚祭屋台囃子」の記録映像を作成しました。ダイジェスト版(YouTube)はこちらから視聴可能です。
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