化学物質過敏症
化学物質過敏症とは
わずかな化学物質に対しても過敏症状を示し、頭痛やめまい、吐き気など様々な症状が現れることが特徴です。
具体的には殺虫剤、防虫剤、塗料、除草剤だけでなく、日常的に使用されている洗剤、柔軟剤、消臭剤、芳香剤等があげられます。
その人によって化学物質に対する適応能力が違うため、個人差が非常に大きく、誰でも発症リスクがあることが指摘されています。
どんな症状がある?
- 目・鼻・喉の刺激症状
- 皮膚のかゆみ
- 吐き気・下痢・便秘
- 頭痛・めまい
- 疲労感・脱力感
- 動悸
- 息切れ・呼吸困難
など、様々な症状があります
予防対策
- 使用量が少ないものを選ぶ
日常生活で使用している殺虫剤、洗剤、芳香消臭剤等には多くの化学物質が使用されているので、必要以上の使用を避けましょう。 - 原因と思われる場所への滞在時間を短くする
症状を誘発する可能性のある有害因子に近づかない、早期に離れるなども有効です。 - 十分な換気を行う
1時間に5分程度換気を行いましょう。窓を閉め切るときは換気扇を回しましょう。 - 健康状態をなるべく良好に保つ
十分な栄養を摂り、十分な休息をとりましょう。
私たちにできること
- 人が集まるところでは、香料などの使用に配慮しましょう
- 農薬などを使用する際は、事前に周知したり、農薬の飛散防止に努めましょう
- 原因が特定されないことなどから、まわりから理解されず苦しんでいる方がいます。まずはこの疾患をご理解いただき、ご協力をお願いします。
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