小児用肺炎球菌
ページ番号 1010284 更新日 2026年7月31日
病気について
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれるもので、主に気道の分泌物により感染を起こします。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、肺炎や中耳炎、髄膜炎などの重い合併症を起こすことがあります。
特に、髄膜炎をきたした場合には2%の子どもが亡くなり、10%に難聴、精神の発達遅滞、四肢の麻痺、てんかんなどの後遺症を残すといわれています。
また、小さい子どもほど発症しやすく、特に0歳児でのリスクが高いとされています。
ワクチンについて
種類
不活化ワクチン
効果
肺炎球菌には、90以上の種類があり、PCV15はそのうち15種類、PCV20は20種類の肺炎球菌に対して予防効果があります。
小児の肺炎球菌による侵襲性肺炎球菌感染症(※)は、肺炎球菌ワクチンの定期接種等が実施される以前の2008~2010年は10万人(5歳未満)あたり約24-26人が罹患(りかん)していましたが、2022年には、約4.8人と、約8割の患者数の減少がみられています。
※侵襲性感染症とは、本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のことです。
リスク
沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)において、稀に報告される重い副反応として、ショック、アナフィラキシー、けいれん、血小板減少性紫斑病があります。
その他、一定程度の頻度でみられる副反応については、表のとおりです。
| 10%以上 | 1%未満 | 頻度不明 | |
|---|---|---|---|
| 皮膚 |
発疹、紫斑、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎 |
蕁麻疹、蕁麻疹様発疹 | |
|
呼吸器 |
|
感冒(鼻咽頭炎等) |
|
| 局所症状(注射部位) | 疼痛・圧痛(59.9%)、紅斑(57.3%)、腫脹(45.1%) |
硬結 |
蕁麻疹、皮膚炎、そう痒感 |
| 胃腸障害 | 食欲減退(46.2%) | 下痢、嘔吐 | |
| 血管及びリンパ系障害 | 注射部位に限局したリンパ節症 | ||
| 精神神経系 |
易刺激性(79.3%)、傾眠状態(78.5%) |
泣き、筋緊張低下-反応性低下発作、不安定睡眠 | |
| 過敏症反応 | 注射部位過敏反応 | 顔面浮腫、呼吸困難、気管支痙攣 | |
| その他 | 発熱(39.4%) |
対象
生後2か月から5歳の誕生日の前日まで
標準的な接種期間
初回接種:生後2か月から7か月になる前日まで
追加接種:1歳から1歳3か月になる前日まで(初回接種終了後、60日以上の間隔をあける)
初回接種の開始時期により、その後の接種回数が変わります。
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初回接種の開始時期 |
接種回数・接種間隔 |
|---|---|
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生後2か月から生後7か月になる前日まで |
1歳の誕生日の前日までに、27日以上の間隔をあけて3回 ※2回目、3回目が未接種のまま2歳になった場合は、2回目、3回目を接種せず追加接種 ※2回目を1歳を過ぎてから接種した場合は、3回目を接種せず追加接種
初回終了後、60日以上あけて1歳以降に1回 |
|
生後7か月から1歳になる前日まで |
1歳の誕生日の前日までに、27日以上の間隔をあけて2回 ※2回目が未接種のまま2歳になった場合は、2回目を接種せず追加接種
初回接種終了後、60日以上あけて1歳以降に1回 |
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1歳から2歳になる前日まで |
60日以上の間隔をあけて2回 |
| 2歳から5歳になる前日まで | 1回 |
持ち物
- 予診票
- 母子健康手帳
- マイナ保険証など(住所・年齢などを確認できるもの)
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相談窓口
関連情報
情報発信元
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